WordのファイルからEPUB(電子書籍)を作るLeME

LeME

良いことか悪いことかは別として、最近の学生さんはとにかく何でもスマートフォンで読みます。授業資料をPDFで配ると、スマートフォンの小さい画面では見づらくなります。もっとも老眼とは無縁の若い学生さんなら苦にならないのかもしれませんが。小さいスマートフォンでもパソコンでも見やすいレイアウトで表示できるEPUB(電子書籍)を無料で作ることができるソフトやWebサービスは複数ありますが、最近リリースされたLeMEは、教員が普段使い慣れているWordのファイルをEPUBに変換することができます。

LeMEのホームページへ

Windows版とMac版、そしてUbuntu版があります。
LeMEのダウンロードページへ

Wordファイルはdocxの方のみ対応です。古いWordのファイル形式であるdocはダメです。

見出しと本文を指定したWordファイルをEPUBに変換可能です。
必ずスタイル設定をしてください。単にフォント指定をするだけではダメです。構造化したWordファイルを作る必要があります。
LeME:Word編集のポイントへ

EPUB3は、ファイルの規格としては、テキスト、画像、Webリンク、音声ファイル、動画ファイル等を含めることができますが、LeMeが扱えるのは以下の要素です。

  • テキスト○
  • 画像○
  • Webリンク○(書き出し時に設定変更が必要、初期設定ではOFFになっています)
  • 音声ファイル×
  • 動画ファイル×

WordファイルからEPUBに変換する手順

  1. 新規作成
    LeMEで新規作成
  2. コンテンツ追加(Wordのdocxファイルを選択)
    LeMEにWordファイルを追加
  3. 目次追加
    LeMEで目次ページを挿入する
  4. 本の情報(書名、著者名、出版社等)を入力する。
    「レイアウト」で「リフロー」を選ばれていることを確認(初期設定は「リフロー」)。スマートフォンで見やすいEPUBを作るには、リフローである必要あり。
    LeMEで書誌情報を設定する
  5. 作成画面でファイル名とファイルを書き出す場所を指定する。
    LeMEでファイルパスとファイル名を指定する

    LeMEで書き出しのファイルパスを指定したところ
  6. 作成画面の右横の設定画面を開け、「外部ハイパーリンクを変換する」設定にチェックをつける。
    (Webリンクを含まない場合は、この作業は必要無し)
    LeMEでWebリンクを有効にする

    LeMEでWebリンクを有効にしたところ
  7. 作成画面でEPUBを書き出す。

EPUBを読む方法

スマートフォン・タブレット・パソコン、いずれも無料ソフトを使用してEPUBを読むことが可能です。

iPhone・iPad

購入時にあらかじめインストール済みのApple Books(旧名iBooks)を使用。音声や動画を含むEPUBにも対応。

Android

Goole Play ブックスを使用(購入時にあらかじめインストールされていることが多い)。
音声や動画を含むEPUBは、Gitden Readerや、Moon+Reader等を使用。

Windows10

  • 2017年4月のアップデートで、デフォルトのWebブラウザEdgeがEPUBに対応。音声や動画を含むEPUBにも対応。
    追記:2020 年 1 月 15 日にリリースされた新しいEdgeはEPUBには非対応になった。
  • WebブラウザChromeに、Readiumを入れる。音声や動画を含むEPUBにも対応。
  • BibiとWebブラウザを使って読む。

Mac OS X Yosemite以降のMac

  • 購入時にあらかじめインストールされているApple Books(旧名iBooks)を使用。音声や動画を含むEPUBにも対応。
  • WebブラウザChromeに、Readiumを入れる。音声や動画を含むEPUBにも対応。
  • BibiとWebブラウザを使って読む。