スマートフォンの操作は視覚に依存する
スマートフォンの操作は視覚に依存している。目が見えない、あるいは目が非常に悪いと操作が難しい。そこで、視覚にハンディキャップがある方のためにiOS(iPhoneやiPad)もAndroidもアクセシビリティの一環として画面読み上げ機能を用意している。
スマートフォンの画面の読み上げ機能は2種類ある。
1つは完全にスマートフォンの操作体系を視覚にハンディキャップにある方向けに変えてしまうもの、この設定にすると単にタップしただけでは、そこにあるものが何かを読み上げになったりする。
もう1つはスマートフォンの操作体系は変えずに、目で見て選んだものを読み上げさせるものである。後者の機能は視覚にハンディキャップのない人も外国語学習に利用できる。このブログでは後者の設定方法を紹介する。例として中国語で設定しているが、対応している他の言語でも読み上げられる。
iOSの合成音声読み上げ
- iOSの設定→アクセシビリティ。
- アクセシビリティ→スピーチ。
- 読み上げをONにする。
- 声で声の種類を選ぶ。
iOSで読み上げさせるための操作
読み上げたいWebページ、メール、メモなどの画面を表示させた上で、2本指で画面の上から下へスワイプする。
どの言語の合成音声を使うかは、iOSまかせなので、中国語部分を誤って日本語で読み上げてしまうこともある(以下の動画参照)。
Android ver.6.0.1の合成音声読み上げ
Androidはバージョンや機種による差が大きく、以下の例はAndroid ver.6.0.1のNexus5の例である。Androidのバージョンや機種によって以下の通りにはならない場合もある。
- Android6.0.1の設定→ユーザー補助。
- 選択して読み上げをONにする。
- 選択して読み上げの注意事項が表示される。
- 選択して読み上げをONにする。
- Android6.0.1の設定→言語と入力で合成音声の設定をする
- テキスト読み上げの出力を選ぶ。
- Googleテキスト読み上げの横にある歯車アイコンをタップして設定画面を出す。
- 言語のところで読み上げる言語を選ぶ。
- 言語をタップすると読み上げ対応言語の一覧が出てくる。
- Googleテキスト読み上げの横にある歯車アイコンをタップして設定画面を出して、音声データをインストールする。
- 中国語(中国)(普通话)の音声データを選んでインストールする。
Android 6.0.1で読み上げさせるための操作
読み上げたいWebページ、メールなどの画面を表示させた上で、画面に出る四角い吹き出しアイコンをタップすると、言語と入力で設定した言語で読み上げられる。