http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2016/project.html#sec0810-1830
日時:2016年8月10日(水)18:30〜19:50
場所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育推進機構 総合棟I ステューデント・コモンズ2F セミナー室C
http://www.celas.osaka-u.ac.jp/s_c
Part2とありますが、初めて参加される方でもOKです。
当初20時までと案内していましたが、会場の施錠時間の関係で、19時50分までとなりました。
事前申込みと参加費(PCカンファレンスの参加費+イブニング・セッションの参加費)が必要ですが、音声や動画、画像入りの電子書籍を作ってみたい方のご参加をお待ちしています。
2016PCカンファレンスの参加申込みについては、以下のWebページをご覧ください。
http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2016/application.html
2016PCカンファレンス全般については、以下のWebページをご覧ください。
http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2016/index.html
1.使用する予定のソフトウェア
ワークショップでは参加者の持ち込んだ機器(PC、Mac、iPad、iPhoneのいずれか)を使って、電子書籍(EPUB)を一緒に作っていく予定です。事前に以下のソフトのインストールが必要です。
Windows&Mac OS X
Sigil(無料)
https://sigil-ebook.com
Sigil ver.0.9.6(2016年7月13日現在の最新バージョン)のダウンロードページ
https://github.com/Sigil-Ebook/Sigil/releases/tag/0.9.6
- テキスト中心でページ数の多い本格的な教科書作成も可能。
- XHTMLやCSSの知識がある人は直接コードを書けるが、その経験のない人にはややわかりにくいインターフェース。
- まだver.1になっていない状態で、以前長い間開発が止まったこともある。
- 近年のMacBookであれば、カメラとマイクを内蔵しているので、Quick Time Playerを使って自分の声や自分が話すところの動画を収録して利用できる。Windowsパソコンの場合は機種による。
Apple「Quick Time Playerを使う方法」
MacでQuick Time Playerを使って音声や動画を収録する方法が書かれている。
Mac OS X
iBooks Author(無料)
https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks-author/id490152466?mt=12
- やや操作の癖はあるものの、ワープロのようなインターフェースで電子書籍が作成できる。テキスト中心でページ数の多い本格的な教科書作成も可能。
- 最初にiBooks Authorの独自形式か、EPUBかを選ぶのがポイント。iBooks Authorの独自形式は美しく多彩な機能を持つ電子教科書を作成できるが、現時点ではWindowsやAndroidでは閲覧できない。iBooks Authorの作るEPUBは、iBooks Authorの独自形式よりできることがだいぶ少なくなるが、適切なEPUBリーダーがあれば、Mac・Windows・iPhone・iPad・Android、いずれでも読める。
- 近年のMacBookであれば、カメラとマイクを内蔵しているので、Quick Time Playerを使って自分の声や自分が話すところの動画を収録して利用できる。
Apple「Quick Time Playerを使う方法」
MacでQuick Time Playerを使って音声や動画を収録する方法が書かれている。 - 使用規約の関係で、作った電子書籍を有料販売する場合は、AppleのiBooksに限られる。無料の場合は配布場所は問わない。
iPad
Book Creator(有料)
https://itunes.apple.com/jp/app/book-creator-for-ipad-create/id442378070?mt=8
Book Creator 無料版(機能制限あり)
https://itunes.apple.com/jp/app/book-creator-wu-liao-ban/id661166101?mt=8
無料版には機能制限があり、電子書籍を1冊しか作れませんので、ワークショップ前にその貴重な1冊分を消費しないように気をつけて下さい。
- とにかくタブレットでマルチメディア電子書籍を作ってみたいという人の第一選択になりうるアプリ。
- 制作画面とできあがり画面がほぼ同一で、直感的な操作、ページにテキストや画像、音声、動画などを配置することができる。
- iPadのカメラとマイクを使って、その場で機動的に写真、動画、音声を収録して作成できる。
- iPadという機器の性質上、テキスト中心でページ数の多い本格的な教科書作成には向かない。
- レイアウトが固定される分、できあがった電子書籍は画面の小さいスマートフォンではやや見にくい。
Book Creatorの使い方を紹介したスライド
(p9からBook Creatorの使い方を紹介)
(2015年10月24日「ワークショップ「iPad一台でつくるマルチメディア電子書籍」で使用したスライド)
Book CreatorにはAndroidタブレット版やWindowsタブレット版もありますが、ワークショップではiPad版を使用します。Androidタブレット版やWindowsタブレット版については、以下のBook CreatorのWebサイトをご覧ください。
http://www.redjumper.net/bookcreator/
iPad&iPhone
Creative Book Builder(有料)
https://itunes.apple.com/jp/app/creative-book-builder/id451041428?mt=8
Creative Book Builderの使い方を紹介したスライドを見る
- 採点機能付きの選択問題を作る機能があったりして多機能だが、多機能過ぎてややとっつきにくいかも。
- スマホでもパソコンでも読みやすいリフロー型のEPUB(アプリ内ではClassicと表記)も、固定レイアウトのEPUB(アプリ内ではFixedと表記)も作れる。
- 固定レイアウトのEPUBではMedia Overlays(音声の再生に同期してしてテキストがが強調表示される機能、アプリ内ではRead Aloudと表記)も作成可能。
- 同じ1つのアプリがiPhoneでもiPadでも使え、iPhone1台でも電子書籍が作れるのがが驚異的。
- iPadやiPhoneのカメラとマイクを使って、その場で機動的に写真、動画、音声を収録して作成できる。
- iPhone・iPadという機器の性質上、テキスト中心でページ数の多い本格的な教科書作成には向かない。
2.音声入りEPUB(電子書籍)の読み方
2.1 iPhone、iPadで音声入りEPUBを読む
電子書籍を読むためにはiBooksアプリを使用します。
iOS8以上の場合は、iBooksアプリはあらかじめインストールされているので、改めてインストールする必要はありません。
- SafariでWeb上にある電子書籍(EPUB)のリンクを開きます。
- Webページの上辺に「iBooksで開く」という表示が出ます。
- 「iBooksで開く」をタップすると、電子書籍(EPUB)がiBooksの中にダウンロードされます。
もしiBooks以外のアプリが指定されている時は、「次の方法で開く」を選び、候補の中からiBooksを選択します。 - iBooksアプリを起動して電子書籍(EPUB)を読みます。
2.2 Android搭載のスマートフォンやタブレットで音声入りEPUBを読む
Androidの場合、機種やメーカーによる違いが大きく一概には言えません。また、iBooksに相当するような定番と言えるEPUBリーダーをまだ発見できていませんが、Gitden ReaderやHimawari Readerを使って、音声入りEPUBを読むことができます。
2.3 パソコン(Windows)で音声入りEPUBを読む
- WebブラウザChromeに、Readiumを入れておきます。
- Webブラウザで電子書籍(EPUB)のリンクを開き、ファイルをダウンロードします。
- Chromeを起動し、アプリ画面を開き、Readiumをクリックします。
- ウィンドウ上辺の「+」のアイコンをクリックして「本の追加画面」を開きます
- 「ローカルファイルから:」という項目の「ファイル選択」をクリックして、ダウンロードしたファイルを選びます。
2.4 パソコン(Mac OS X)で音声入りEPUBを読む
Mac OS X Mavericks以上では、あらかじめMac OS X用のiBooksがインストールされていますので、改めてEPUBリーダーをインストールする必要はありません。
ダウンロードした電子書籍(EPUB)をダブルクリックすると、iBooksが電子書籍(EPUB)を開きます。
Mac OS X Mavericksより下のバージョンのMac OS Xを使用している場合は、上記のWindowsの場合と同様にブラウザChromeにReadiumを入れて読みます。