5月30日(月)IV

【今日の主な内容】
・前回の課題の聞き取りと作文。

・p35の5

・p36の6

発音の復習
・プリントp2 鼻音を伴う母音
どちらの鼻音が付くかによって、前の母音の音色が異なってくる場合がある。
-ian(yan)のaは狭いa
-iang (yang)のaは広いa
enのeは前寄りのハッキリ型
engのeは後寄りのぼんやり型

・プリントp5 発音練習
ji zhi ziの区別
-ian(yan)と-iang (yang)
enとeng

・プリントp13
“参加”から“互相”まで声調の聞き取り練習。

・小テストの返却

【今日のポイント】
・“怎么”+動詞
 方法や方式を尋ねる。どうして、どうやって、どんなふうに。

・道の尋ね方
到〜怎么走?(〜へはどう行きますか。)

・動詞+“一下”
ちょっと〜する、〜してみる。
相手にかける心理的負担が軽くなるので、依頼の表現によく使われる。

・動詞++“一下”+目的語
(例)
 填    一下  申报单
#これが基本の形です。実は例外もあるのですが、ここではややこしくなるので、敢えて触れません。

【今日のおまけ】
・字の書き方を尋ねる。
这个字怎么写?(この字はどう書きますか。)
Zhèige zì zěnme xiě?
#怎么 zenの3声。
#写 xieの3声。
#ブログシステムの関係上、一部の簡体字が正しく表示できません。簡体字の写の最後の横棒は突き抜けません

・字の読み方を尋ねる。
这个字怎么念?(この字はどう読みますか。)
Zhèige zì zěnme niàn?

・読むは読むでも違いがある。
“看 kàn”は「見る、(目で)読む」
“念 niàn”は「(声に出して)読む」

・“请”+動詞フレーズ
どうぞ〜して下さい。(“请”は元々「頼む」という意味)。
(例)
请进。(どうぞお入り下さい。)
#“进”は進の簡体字で、「入る」という意味。
请坐。(お座り下さい。)
请喝茶。(お茶をどうぞ。)

・中国語の古い意味を残す日本の漢字
 全ての漢字がそうというわけではないですが、一部の日本語の漢字の意味は、古い中国語の意味を残しています。例えば、今日出てきた“走”は古い中国語では日本語と同じで「走る」という意味でした。今の中国語では意味が変わってしまい、“走”は「歩く、行く」という意味です。日本語の方が古い中国語の意味を残していて、本家本元の中国語の方の意味が変わってしまったのです。
 同様の例に“汤”があります(“汤”は「湯」の簡体字です)。古い中国語では日本語と同じ「湯」という意味でしたが、今の中国語では意味が変わってしまい、“汤”は「スープ」という意味です。

・中国の“手机”(携帯電話)
日本では電話線をひくタイプの電話が完全に全国に普及してから携帯電話が登場しましたが、中国は国土が広く一々電柱を立てて電話線を建物に引き込むより、一定の面積ごとにアンテナを立てれば済む携帯の方が普及の速度が速いようです。
 携帯電話は通話するよりもっぱらメールという人がいますが、中国の携帯電話でももちろんメールができます。携帯電話のメールは“手机短信”または“短信”と言います。“短  duǎn(duanの3声)”は「短い」の意味(携帯電話のメールは文字数の制限がありますね)、“信” xìn” は「手紙」という意味です。

【今日の課題】
・「ケイタイ」汉语怎么说?(「ケイタイ」は中国語でどう言いますか。)
・请问,到车站怎么走?(すみません、駅までどう行けばいいですか。)
・怎么办呢?(どうしよう。)
・你等一下。(ちょっと待って。)
・请填一下申报单。(申告書にご記入下さい。)