【主な内容】
・シラバス配布
・発音の簡単な復習
・第5課 p53〜54
・第5課会話、5行目まで
【今日のポイント】
・“往”+方向+移動の意味を持つ動詞
(例)往左拐。(左へ曲がる)
・“离”+基点+へだたりを表す動詞や形容詞
へだたりとは?
距離や時間がどれくらい離れているかということ。
(例)我家离车站很近。(私の家は駅から近い)
(例)今天离考试还有一个星期。(試験までまだ1週間ある)
・可能を表す助動詞
「できる」系の助動詞は3兄弟である。
能néng
可以kěyǐ
会huì
この3兄弟は得意技がそれぞれ異なり、使い分ける。
今日のテーマは可以kěyǐ、許可があってできる、条件が整っていてできるという意味を表す。
否定の仕方に注意
許可がなくてできない:不可以,不能
条件が整っていなくてできない:不能
(例)
这儿可以照相吗?Zhèr kěyǐ zhàoxiàng ma?
(ここは写真を撮ってもいいですか)
不行。这儿不能照相。
Bù xíng. Zhèr bù néng zhàoxiàng.
(だめです。ここは写真を撮れません。)
・“多”+1音節の形容詞 どれくらい〜?
形容詞は反義語のペアになっているもののうち、程度の高い方しか使えない。
多远?(どれくらいの距離?)
×多近
多大?(どれくらいの大きさ?)
×多小
多高?(どれくらいの高さ?)
×多短
多长?(どれくらいの長さ?)
×多短
[例外]
多少?(いくつ?)
×多多
【おまけ】
・憶えておきたい通貨の言い方
人民币 Rénmínbì (人民元、中華人民共和国の通貨)
日元 Rìyuán (日本円)
美元 Měiyuán (アメリカドル)
・人民元の単位
話し言葉:块 kuài
書き言葉:元 yuán
日本語に訳すときは「元」を使います。
・社会人になったら必要な語彙
上班 shàngbān (出社する)
下班 xiàbān (退社する)
加班 jiābān (残業する)
・旅行支票(トラベラーズチェック)とは?
旅行者用の小切手です。日本国内の銀行で円やドルのトラベラーズチェックが買えます。
サインするところが2箇所あり、1箇所は買ってすぐにサインします。もう1箇所は小切手を使う時に店員や銀行員の目の前でサインします。サインを1箇所しかしていないトラベラーズチェックは、落としたり盗られたりしても再発行してもらえます。
アメリカではお店で小切手のまま使えますが、中国ではホテルや銀行で一旦人民元に両替してから使います。
・人民元切り上げ問題(人民元は固定相場制からやがて変動相場制へ?)
今まで人民元はアメリカドルとの固定相場制でした。人民元とアメリカドルの交換比率が固定されていたわけです。それが中国経済の急速な発展に伴い、人民元の相場が中国の実力を反映していない、不当に安すぎる、人民元を切り上げるべきだという意見がアメリカを中心とする先進国から出てきました。人民元が安い→中国から輸出がしやすい→アメリカは中国からの輸入が増える→アメリカの貿易赤字が増える、アメリカ国内の産業が中国の安い製品によって打撃を受けるというわけです。
中国は急速に発展してきたとはいえ、国内の産業の基盤はまだ脆弱なところがあり、為替相場を市場の原理にまかせて一気に変動相場制にすると、国内の輸出産業が為替変動のショックに耐えきれないと考えています。その一方でこのまま人民元が実力以上に安すぎると、輸出で外貨を稼ぐ→中国の外貨準備高が増える→中国国内に資金がだぶつき、インフレやバブル経済に引き起こしかねません。
結局、一定の範囲での為替の変動を認めていこうということになりましたが、今のところその変動の幅はごくわずかです。
【今日の課題】
・在前面的十字路口往左拐吧。
・这里可以照相,但是不能录像。
・可以兑换旅行支票吗?
・你家离学校有多远?