【今日の主な内容】
・p57の宿題の解説
・第6課 p59様態補語
・p60 4の例文と5の例文
・p61 会話の前半
【今日のポイント】
・様態補語
すでに起こったことや恒常的に行っていることについて、後ろからその様子や状態を補う。
跑得很快。pǎode hěn kuài.(走るのがとても速い)
跑得不快。pǎode bú kuài.(走るのが速くない)
様態補語が付いた動詞は後ろに目的語を取ることができない。目的語を言うには、動詞を2回使う。
写字写得很好。xiě zì xiěde hěn hǎo.(字を書くのがとてもうまい)
写字写得不好。xiě zì xiěde bù hǎo.(字を書くのがうまくない)
目的語が独立して使える単語であれば、前の動詞を省略できる。
他(写)字写得很好。(彼は字を書くのがとてもうまい)
他(写)字写得不好。(彼は字を書くのがうまくない)
他说汉语说得很好。Tā shuō Hànyǔ shuōde hěn hǎo.(彼は中国語を話すのがとてもうまい)
他汉语说得很好。(彼は中国語を話すのがとてもうまい)
×他说汉语得很好。
#“得”は動詞や形容詞について補語を導く助詞、名詞である“汉语”にくっつくことはできない。
他写字写得不太好。Tā xiě zì xiěde bú tài hǎo.(彼は字を書くのがあまりうまくない)
他字写得不太好。(彼は字を書くのがあまりうまくない)
×他写字得不太好。
#“得”は動詞や形容詞について補語を導く助詞、名詞である“字”にくっつくことはできない。
・“什么”+名詞
名詞の内容や性質を尋ねる。何の〜、どんな〜
(例)你有什么事?(どんな用事がありますか)
・“怎么”+動詞
方法や方式を尋ねる。どうやって
(例)国际电话怎么打?(国際電話がどうやってかけますか)
【今日のおまけ】
・ “押金yājīn”(前払い金、保証金)
中国の一部のホテルでは部屋から国際電話をかけるときに、“押金”を要求されることがあります。“押金”を払うと国際電話がかけられるようになります。
・ “旗袍qípáo”(チャイナドレス)
中
国最後の王朝である清(しん)は少数の満族が、多数の漢族を支配しているという構造になっていました。“旗袍”は漢族の民族衣装ではなく、元は満族の服装
でした。近代になって西洋の服の影響を受けて、今見られるような身体のラインにぴったり沿うように仕立てるようになりました。
同じく満族の風習に
「辮髪(べんぱつ)」があります。格闘ゲームなどで中国の武術の達人(男性)が出てきた時、髪の毛を頭のてっぺん部分だけ長く伸ばして三つ編みにし、後の
部分は剃っているという髪型をしているのを見たことありませんか?あれが辮髪という髪型です。辮髪は元々満族の風習でしたが、清朝は漢族にもそうすること
を強要しました。清朝末期、満族の支配に抵抗した漢族の青年たちは、辮髪を切ることでその意志を表明しました。
参考文献:関西中国女性史研究会編『中国女性史入門—女たちの今と昔』(人文書院 2005年)
・時計の言い方は2種類
中国語では腕時計の言い方と、掛け時計・置き時計の言い方が異なります。腕時計は “手表shǒubiǎo”、掛け時計は “挂钟guàzhōng”置き時計は “座钟zuòzhōng”と言います。したがって時計屋さんのことは “钟表店zhōngbiǎodiàn”と言います。
中国では掛け時計や置き時計をプレゼントするのは縁起が悪いとされるそうです。なぜなら “送钟”(掛け時計や置き時計をプレゼントする)という言葉の発音が、 “送终”(死を看取る、葬送する)という言葉の発音と同じになるからです。人に腕時計をプレゼントするのは問題ありません。だって腕時計は “钟”ではありませんから。
これに類する同音によるタブーは他にもあり、例えば “分梨fēn lí”(ナシを割って分ける)のは良くない、 “分离fēnlí”(離ればなれになる)に通じるからと言ったりします。
【今日の課題】
・ 你说得对。(おっしゃるとおりです)
・ 他吃饭吃得很快。(彼はご飯を食べるのが速い)
・ 我想往日本打国际电话,请问怎么打?(日本へ国際電話をかけたいのですが、すみません、どうやってかけますか。)