【今日の主な内容】
・前回の宿題の正解発表
・第6課 p61 後半
・第7課 p64 形容詞+“一点儿”で作る命令文
・第7課 p65 比較文
【今日のポイント】
・人がその程度を調節できる形容詞+“(一)点儿”で命令文を作ることができる。
(例) 快点儿!Kuài diǎnr!(はやくして)
(例) 慢点儿!Màn diǎnr!(遅くして)
#“快”“慢”も速度に関して言う言葉です。時刻が早い遅いは別の形容詞になります。
早zǎo(時刻が)早い
晚wǎn(時刻が)遅い
・比較文
A>B A比B〜
(例) 老张比我大。(張さんは私より年上だ)
差は形容詞の後に置く。日本語と語順が逆になるので注意。
(例) 老张比我大两岁。(張さんは私より2歳年上だ)
A<B A没有B〜
(例) 他没有我高。(彼は私ほど背が高くない)
A≦B A不比B〜
(例) 他不比我高。(彼は私より背が高いわけではない)
この文型はA比B〜の単純な否定ではありません。彼が私より背が高いと思っている人に対して、そうじゃない、彼は私より背が高いわけじゃないんだと反駁する言い方です。したがって、私が彼より背が高いこともあれば、彼と私の身長は同じということもあります。いずれにしても彼が私より背が高くないという点では変わりません。
【今日のおまけ】
・借りるも貸すも同じ言葉
日本語話者にとっては不思議なことですが、中国語では借りると貸すが同じ言葉で表されます。
借 jiè (借りる、貸す)
#お金は介在しません。例えば、図書館の本
租 zū (お金を払って借りる、お金を取って貸す)
#必ずお金が介在します。例えば、マンションの部屋やレンタカー
日本語では物の所有者が誰かによって借りるか貸すが決まります。例えば、もし自分の物であれば「貸す」になりますし、他人のものであれば「借りる」になります。
一方、中国語はどちらが物の所有者であるかという点には着目せず、二者の間で物のやり取りが行われていることということに着目します。したがって、借りるも“借”、貸すも“借”です。ややこしくないのかな?と思うかもしれませんが、実際の文では“借”だけでなく前後の文がありますから、容易に区別できます。
・各種書類の記入欄によく出てくる憶えておきたい語彙
姓名 xìngmíng (氏名)
联系地址 liánlìdìzhǐ (連絡先の住所)
电话号码 diànhuà hàomǎ (電話番号)
手机号码 shǒujī hàomǎ (携帯電話の番号)
・日本の携帯電話は中国でも使える?
答えはyesでもありNoでもあります。日本と中国では携帯電話の通信方式が異なります。したがって基本的には使えないということになります。但し、日本でいわゆる第三世代と言われる携帯のうち、一部の機種は中国でも使えます。といっても、1台の携帯の中に日本の通信方式に対応する機械と中国の通信方式に対応する機械の両方を入れてあるという形です。ちょっと旅行に行くくらいだったら日本から対応する機種を持って行く(買い換える或いは旅行社が提供するレンタルサービスを利用する)という手がありますが、日本の携帯を中国で使うと通話料金が高くつくので、留学などで長期滞在するのであれば中国で現地の方式の携帯を買った方が安上がりです。
【今日の課題】
・ 我想换点儿钱。(私はちょっと両替したい)
・ 您要租多长时间?(あなたはどのくらいの間レンタルしたいですか)
・ 老张比我大两岁。(張さんは私より2歳年上です)
・ 他没有我高。(彼は私ほど背が高くありません)
【小テスト予告】
11月14日(月)第1回小テストを行います。テスト範囲は来週発表します。