11月2日(水)I

【今日の主な内容】
・第7課 p62会話5、6
・p65 必要を表す助動詞“得”
・p66
・p67練習[2]の(2)

【今日のポイント】
・必要を表す助動詞“得”
否定は“不用”になるので注意。
一定得今天去吗?
不用。×不得
反復疑問文にはできない。
×一定得不得今天去?

・動詞+ “着”
(1)動作行為そのものの持続
(例)他等着你呢。(彼はあなたを待っています)
“等”(待つ)という行為そのものが持続中。
このタイプは進行(正在〜呢、在〜呢)と連用できる。
(例)他们正在讨论着呢。(彼らはちょうど話し合いをしているところです)

(2)動作行為の後の状態の持続
(例)门开着呢。(ドアは開いています)
ドアを開けた後、ドアが開いたままの状態が持続している。ドアを開けるという動作行為そのものが持続しているわけではない。
このタイプは進行(正在〜呢、在〜呢)と連用できない。
×门正在开着呢

・動詞1+“着”+動詞2
動詞1の状態で動詞2をする。動詞1は「従」、動詞2が「主」
站着吃饭。(立ったままご飯を食べる)
×一边站一边吃饭

・“一边A一边B”、一面A一面B”
2つ以上の動作行為を並行して行う。それぞれの動作行為は対等の関係にある。
一边吃饭一边看报。(ご飯を食べながら新聞を読む)

・行き方いろいろ
走着去(歩いて行く)
坐公共汽车去(路線バスに乗って行く)
坐地铁去(地下鉄に乗って行く)
坐出租(汽车)去(タクシーに乗って行く)
开车去(車を運転して行く)
骑自行车去(自転車に乗って行く)
骑摩托车去(バイクに乗って行く)

日本語では「乗る」の一語で言うものを中国語では“坐” “开” “骑”と言い分けます。
“坐” は座る、“开” は運転する、“骑”はまたがって乗るという意味です。

なぜ、「歩いて行く」だけ “着”を使うか?
他の言い方( “着”を使わない場合)は、全て動作の時間的な前後関係があります。例えば、バスの場合だと、まずバスに乗車してそれから目的地に向かって行きます。ところが “走着去”(歩いて行く)の場合はどうでしょう?“走”(歩く)と “去”(行く)の間に時間的な前後関係はありえません。したがって、“走”という状態で “去”するという “着”を使った形になるのです。

【今日のおまけ】
・“城”はお城ではない
世界遺産の1つで中国の有名な観光名所である“长城”(万里の長城)、城とついていても大阪城や姫路城のようなお城があるわけでありません。“长城”の英語訳がGreatWallとなっていることからもわかるように、総延長2700キロメートルに及ぶ長い外敵防御のための城壁のことです。
・“城”には街という意味がある
中国の古代都市は四方を城壁で囲っていました。そのことから城壁で囲まれた市街地のことも“城”と言うようになりました。中国語では郊外から市街地に行くことを“进城”と言います。“进”は入るという意味です。また、都市のことを“城市”と言います。

・中国の旅行社
最近まで外国の旅行社が中国で営業活動をすることができませんでした。日本の旅行社の主催するツアーで中国に行った場合も、中国に入国してからは日本の旅行社と契約した現地の旅行社が実際の手配をしていました。日本から添乗員が付いていっても、現地で更に現地旅行社のガイドが付きます。2001年の中国のWTO加盟に伴い、以前は外国資本の企業の活動を制限していた分野も徐々に解放されてきており、旅行社も外国資本のものが認められるようになってきました。

【小テストとその範囲】
11月9日(水)第1回小テストを実施します。小テストは授業の初めに行います。小テストは成績評価の対象です。小テストの追試はありません。
範囲は、p48会話4〜6、p50、p52〜p67練習[2]の(2)まで。但し授業中に省略した例文や練習問題、宿題にならなかった練習問題は範囲に含まれません。