11月16日(水)II

【今日の主な内容】
・小テスト返却と講評
・第8課 p68 会話2
・p72 回数の言い方 例文(3)
・p72〜73 様態補語

【今日のポイント】
・様態補語
動詞や形容詞の後ろにおいて、後ろから補う言葉を補語と言う。
様態補語はすでに起こった動作行為について、その様子や状態を後ろから補う言葉。

跑得很快。(走るのがとても速い)
跑得不快。(走るのが速くない)
×不跑得快
#様子や状態がわかるということは、その動作行為がすでに行われたか、日常的に繰り返していることになる。したがって動作行為そのものを否定することはできない。

跑得快吗?(走るのが速いですか)
跑得快不快?(走るのが速いですか)
#反復疑問文は補語のところで肯定形と否定形を重ねる。

動詞が目的語を取る時
動詞+目的語+動詞+ “得”+補語
他说英语说得很流利。
(彼は英語を話すのがとても流暢だ。彼はとても流暢に英語を話す。)

目的語が独立して使える単語であれば、最初の動詞を省略できる。
他(说)英语说得很流利。 → 他英语说得很流利。

2つめの動詞は省略できない。
× 他说英语得很流利
# “得”は動詞に付く。2つめの動詞を省略してしまうと、 “英语”という名詞に “得”がくっつくことになってしまう。

【今日のおまけ】
・薬を食べる?
中国語では薬を飲むことを “喝”と言わず、 “吃”と言います。
吃药(薬を飲む)

・怎么+動詞
方法方式(やり方)を尋ねる、どうやって〜しますか。
这种药怎么吃?(この種類の薬はどう飲みますか。)
这种药一天吃三次,一次吃两片。
(この種類の薬は1日に3回飲みます、1回につき2錠です)

・補語のいろいろ
中国語の補語は様態補語だけではありません。おおよそ以下のようなものがあります。これから追々学んでいきます。
結果補語 (例)吃了(食べていっぱいになった=おなかいっぱいになった)
方向補語 (例)跑上来(走って上がってくる
可能補語 (例)听得懂(聞いて理解できる)听不懂(聞いても理解できない
様態補語 (例) 写得很好(書くのがとてもうまい)写得不好(書くのがうまくない
程度補語 (例)忙死了すごく忙しい)

数量補語
    時量補語(継続時間)(例)住两天2日間泊まる)
    動量補語(回数)(例)去一次1回行く)
    差量補語(差がどれくらいあるか)(例)他比我大两岁(彼は私より2歳年上だ)

・ “很快”の否定は?
“不很快”とすると “很快”(とても速い)というわけではない=「さほど速くない」という意味になり、単純な否定ではありません。単純な否定は“不快”です。

・yuの発音に注意!
拼音字母のyuは「ユ」ではありません!üのことです。üの前に子音が付かないときはyuを綴る決まりです。これは綴りの問題であって、発音はyu=üです。

【今日の課題】
你去过什么地方?是什么时候去的?
(あなたはどんな場所に行ったことがありますか。いつ行きましたか。)
我念了两遍课文。(私は教科書の本文を2回読みました)
他跑得不快。(彼は走るのが速くない)
她唱歌唱得很好。(彼女は歌を歌うのがうまいです)
他汉语说得真不错。(彼は中国語を話すのが本当にうまいです)