【今日の主な内容】
・第2回小テスト実施。
・p77 会話3、4
・p81〜82 処置文
【今日のポイント】
・把+目的語+動詞フレーズ
中国語の大原則:動詞+目的語
“把”を使った構文は特殊な構文で、成立するためにはいくつかの条件が必要である。
(1)目的語は話し手と聞き手の間で、コレ!と特定できるもの
(例)你把门关上。(ドアを閉めて)
この分の目的語 “门”は一般的にドアと言っているのではなく、閉めて欲しいドアがどのドアであるか、話し手も聞き手もわかっている。
(2)動詞は単独で使用できず、動詞以外の他の成分を含んでいなければならない。
(例)请把你的手机号码告诉我。(あなたの携帯番号を教えてください)
× 请把你的手机号码告诉。
# “告诉”(告げる、教える)という動詞が単独で使われているから×。
・副詞の“再”
(1)これから起こる繰り返しを表す
(例)相手の言うことがわからなかったので、もう一度同じ内容を繰り返して言ってもらう時。
请再说一遍。(もう一度言って下さい)
(2)一連の行為の中で、〜して、それから…
#同じ行為の繰り返しではない。
(例)请先把这张申请表填好,再在上面盖上您的图章。
(まずこの申請書をきちん記入して、それから申請書にあなたの印鑑を押して下さい。)
#口座を開くという一連の行為の中で、まず書類に記入し、それから捺印する。
【今日のおまけ】
・中国人に間違えられて中国語で話しかけられたけれど、全然わからない!
同じアジア人ですから、日本人と中国人は
外見上よく似ています。そのせいでこちらのことを中国人と思いこんで、中国語で話しかけてくることがあります。たとえこちらの話す中国語の発音が少々おか
しくても、広い中国のことですから、方言による差が大きく、なまりのきつい“普通话”(共通語)を話す人だなくらいにしか思われないこともあります。そう
いうときは、まず自分が中国人でないことを相手に示します。
我不是中国人。我是日本人。(私は中国人ではありません。私は日本人です)
そして、ゆっくり話してくれるように頼みます。
请慢点儿说。Qǐng màn diǎnr shuō.(もっとゆっくり話してください)
わからなければ、もう一度言ってもらいます。
请再说一遍。Qǐng zài shuō yí biàn.(もう一度言って下さい)
それでもだめなら筆談に持ち込みましょう。紙とペンを出してこう言いましょう。
请写一下。Qǐng xiě yíxià.(ちょっと書いて下さい)
中国語の聞き取りに自信がないうちは、メモ用紙とペンを持ち歩いていると便利です。
・ハンコ大国日本?
中国では個人が何か書類を書くときに、自筆のサインを求められることはあっても、ハンコを押すことはあまりありません。
私は何度か中国で銀行口座を開いたことがありましたが、いずれもサインだけで捺印は必要ありませんでした。それに対して、日本では書類と言えばハンコが付
きものです。実印登録してある印鑑ならまだしも、その辺で売っている三文判でもかまわないことがほとんどですから、一体どういう意味があるのかなあといつ
も思います。
【今日の課題】
・请把这张旅行支票换成人民币。(このトラベラーズチェックを人民元に換えてください。)
・请把您的护照给我看看。(あなたのパスポートを私にちょっと見せて下さい)
・请在这里签名。(ここにサインしてください)
・我想开个外汇户头。(私は外貨預金口座を開きたいです)