ZOOMに関する覚え書き

新型コロナウィルスによる肺炎で休校、教育をどう継続するか?ということで、オンライン授業が注目されています。この記事ではオンライン授業とZOOMに関するリンク集、及びZOOMで作る講義動画に関して書きます。

オンライン授業について

ZOOMの使いこなしのために

ZOOMなどオンライン会議システムの通信量について

ZOOMなどのオンライン会議システムを使用したリアルタイム授業ですが、これは教員側も学生側も安定したインターネット接続環境がないと成立しません。実際にどれくらいの通信が行われているかを実測したデータが公開されています。

ZOOMのセキュリティ問題について

ZOOMで一人会議をして講義動画を作る

外国語の授業の場合はZOOMでリアルタイムで学生とやりとりしながら授業を進めることは可能だと思いますが、講義ですと難しいかもしれません。その場合はあらかじめ講義動画を収録しておいて学生に見てもらい、講義動画視聴後にZOOMで質疑応答やグループ討論を行い、まとめのミニレポートをLMS(Moodleなど)に提出してもらうという授業形態が考えられます。

講義動画を収録する方法はいろいろあるのですが、ZOOMを使って収録するという方法があります。ZOOMはビデオ会議のためのサービスですが、一人でもビデオ会議ができるのです。
以下はMacBookとiPadを使用して試してみた報告です。一人会議自体はWindowsパソコンでもできます。

ZOOMには録画機能があり、無料アカウントでも自分のパソコンに録画できます。音声入り動画ファイルと音声のみのファイルを作ってくれます。2分ほど話して録画したところ、5MBの動画と800KBくらいの音声ファイルになりました。

ZOOMでマイクとカメラをONにし、画面共有でPowerPointのスライド等を映しながら話します。こうすると、スライドの横に自分の顔も映ります。自分の顔を映したくない時はカメラをOFFにしておきます。

ZOOMの画面共有にはホワイトボード機能もあります。ホワイトボードにキーボードで文字入力することもできるのですが、フリーハンドで書きたいこともあります。Macのトラックパッドやマウスでフリーハンドで描くのはたいへんです。

iPadやiPhoneを持っている場合は、ZOOMはiPadやiPhoneの画面を共有しながら話すこともできます。
iPadやiPhoneとMacとの接続はUSBケーブルで有線で行うことも、AirPlayで無線で飛ばすこともできます。
こうすると、Macの画面共有とiPadやiPhoneの画面共有を行ったり来たりしながら話すことができます。
Macに iPadを繋ぎ、Apple Pencilでフリーハンドで書ける適当なアプリを使って板書しながら話すと楽です。
「パソコンの音声を共有する」にチェックをつけて画面共有をかけると、iPadで再生している音声もちゃんと流れます。

ZOOMは2020年4月末までの期間限定で日本の教育関係者に対して、無料アカウントの時間制限(3人以上の会議の場合、1回40分まで)を撤廃しています。詳しくは「【Zoom】遠隔授業向け クラウドビデオ会議サービス「Zoom」 ■学校への提供 ■無料(2020年4月30日まで)」や、「ZOOM 新型コロナウィルスに対する支援について」をご覧ください。
ac.jpやed.jpのメールアドレスで無料アカウントを申請すると、2020年4月末までは40分の時間制限が来るとアップグレードしてくれるそうです。

わたしの書いた記事

オンライン教育やZOOMについては以下のような記事も書いています。もしよろしければご参照ください。