7月11日(月)III

【主な内容】
・宿題の模範解答配布。
・処置文(“把字句”)に関するプリント配布。
・助動詞“要”に関するプリント配布。
・第4課 p49
・第5課 p53 介詞“往”
・第5課 p53 助動詞“要”

【今日のポイント】
・“往”+方向+移動の意味を持つ動詞。
(例) 在前面的十字路口往左拐吧。(前の四つ角を左に曲がって下さい。)

・助詞“吧”
文末に置いて、命令や断言のニュアンスを和らげる働きをする。
(例)你去。(行け。)
   你去吧。(行って下さい。)
(例)你是日本人。(あなたは日本人です。)
   你是日本人吧?(あなたは日本人でしょう?)

・“要”
1.動詞としての“要”(欲しい、要る)
(例)你要哪个?(あなたはどれが欲しいですか。)

2.助動詞としての“要”
(1)意志願望(〜したい)
我要去中国。(私は中国に行きたい。)
否定は“不想”
我不想去中国。(私は中国に行きたくない。)

(2)必要(〜しなければならない)
你要买一本汉日词典。(あなたは中日辞典を1冊買わなければなりません。)
否定は“不用”
你不用买汉日词典。(あなたは中日辞典を買わなくてもよいです。)

なぜ否定になると違う助動詞を使うのか?
“不要”は禁止を表すから。

“不要”(〜してはいけない)
不要随地吐痰。(そこらじゅうに痰を吐いてはいけません。)

不要说话。(話をしてはいけません。)
Búyào shuōhuà.

【今日のおまけ】
・中国にもゴールデンウィーク(“黄金周 huángjīnzhōu”)がある。
数年前から国内消費を喚起するために、中国でもゴールデンウィークが設けられるようになりました。春のゴールデンウィークは5月1日のメーデー(“五一劳动节 wǔyī láodòng jié”)の前後数日間、秋のゴールデンウィークは10月1日の建国記念日(“国庆节 guóqìng jié”)の前後数日間です。急速な経済の発展に伴い、生活に余裕がある人が増え、余暇の過ごし方として観光旅行がブームになっています。中国国内の旅行だけでなく、海外旅行に出かける人も出てきました。中国から日本への団体観光旅行用ビザは、今まで一部の沿岸地域の大都市の住民にのみ発給されていましたが、まもなく中国全土に拡大される予定です。
ちなみにビザは基本的に相互主義であり、日本から中国に観光旅行に行く場合もビザが必要ということになりますが、今のところ2週間以内の観光旅行であればビザが免除されています。

・思わぬところで身分を証明する書類(“证件 zhèngjiàn”)が必要に。
日本でホテルにチェックインするときには宿泊カードに記入するだけですが、中国では宿泊カード( “登记卡 dēngjìkǎ”)に記入するだけでなく、“证件 zhèngjiàn”の提示を求められます。中国を訪れる外国人にとっての“证件 zhèngjiàn”はパスポート(“护照 hùzhào”)です。その他にも、中国では国内線の飛行機でもチェックインの際に“证件 zhèngjiàn”の提示を求められますし、外貨の両替には“护照 hùzhào”が必要です。
中国に限らず外国に行ったら命の次に大事なのは“护照 hùzhào”です。教科書の例文のように“我把护照丢了。”(パスポートをなくしました。)なんていうことにならないように十分気をつけて下さい。

・店員は店員でも。
店員は店員でもウェイターやウェイトレスのようにサービス業に従事する人は“服务员 fúwùyuán”です。ホテルで働いている人もサービス業に従事していますから“服务员 fúwùyuán”です。
お店で品物を売っている店員さんは“售货员 shòuhuòyuán”と言います。

【期末試験について】
日時:7月25日(月)III
場所:A1−129(普段の教室とは異なるので注意すること!)
範囲:発音編、及び会話編の第1課から第5課(介詞“往”、助動詞“要”)まで
#配布プリントも範囲に含む(但し簡体字と日本漢字の対照表は除く)。
#教科書の範囲のうち、省略した例文や練習は除く。
#問題形式や受験に際しての注意など詳しくは先週(7月4日)の配布プリントを参照すること。プリントはプリントの倉庫からダウンロードできます(要パスワード)。

【試験前の質問受付日について】
今日がこの授業の試験前最後の授業です。
質問がある人は7月20日(水)午前9時〜12時、午後2時〜5時に控え室(A1棟2階)に来て下さい。この時間帯であれば、アポイントメントは必要ありません。ドアをノックして入ってきて下さい。