オンライン授業とZOOMについて、Twitterに書いたものを再録し、若干修正と加筆をしました。
(1)ZOOMのアカウントを取る。
https://zoom.us
「サインアップは無料です」という所をクリックしてアカウントを取る。
「Zoom | COVID-19感染拡大におけるサポート」というページが開設されており、ZOOMの使い方の説明動画などが見られる。
(2)大阪大学の岩居弘樹先生のページでZOOMの使い方を学ぶ。
https://zoom.les.cmc.osaka-u.ac.jp
岩居先生のページにはZOOMとロイロノートスクールを組み合わせる方法が紹介されているが(阪大にはロイロノートスクール導入済み)、とにかくZOOMの使い方のところを読む。
(3)ZOOMのセキュリティ問題が気になる方へ:
ZOOMのセキュリティ問題についてのリンク集を作ってあります。
(4)誰か知り合いをZOOMのビデオ会議に誘って練習する。
ZOOMの会議は主催者がZOOMのアカウントを持っていればよい。参加者はZOOMのアカウントがなくても、主催者からもらったURLで参加できる。Webカメラ付きパソコン、スマホ、タブレットで参加。いずれも専用アプリあり。以下のURLからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードする。
https://zoom.us/download#client_4meeting
(5)大学でZOOMでオンライン授業をする際にどのような用件を満たせば単位が出せるかを知っておく。
京都大学教育コンテンツ活用推進委員会「メディアを利用して行う授業」
https://www.highedu.kyoto-u.ac.jp/connect/topics/media_facilitated_classroom.php
Q&Aが具体的でわかりやすい。
(6)オンライン授業は対面授業とは異なる著作権処理が必要になる。
現状については、鷹野凌「遠隔授業を阻む著作権の問題をクリアにする「授業目的公衆送信補償金制度」とは?」がわかりやすい。
(7)現状では許諾無しにオンライン授業で使えない著作物も、著作権者が事前に許諾してくれれば使えるわけで、どうしてもこれは使いたいという資料は著作権者に連絡を取る。書籍であれば出版社にまず連絡してみる。
(8)ZOOMに慣れてきたら、設定を自分の想定する授業スタイルに合わせて変更。ZOOMの設定はアプリからできるものと、ZOOMのサイトにログインしないとできないものがある。後者で一気に設定をしてしまった方がよい。例えばグループ活動に必要なブレイクアウトルーム機能は最初はOFFだがONにしておいた方がよい。
(9)氷野研究室「ZOOMで中国語の授業」には、氷野先生オススメのZOOMの設定の一覧がある。中国語と書いてあるが、他の科目でも使えるノウハウが紹介されている。
https://www.hinox.org/zoomchinese/
(10)オンライン講義とZOOMに関する情報を集めたページで情報収集。例えば、ここ↓。
Kiyonori Nagasaki「オンライン授業のための情報まとめ」
https://digitalnagasaki.hatenablog.com/entry/2020/03/15/002904
(11)各大学がオンライン授業のために作った資料等を読んでみる。
清原文代「大学のオンライン授業に関する覚え書き」に各大学の資料へのリンクがあります。
(12)オンライン授業の教案を考える。
例えば、講義ビデオ(項目ごとに細かく分けて1本10分以内にする)の視聴、ZOOMで質疑応答、ZOOMのブレイクアウト機能でグループ討論、MoodleなどのLMSを使って毎回質問を受け付け、毎回LMSで課題(ミニレポート)を出す等。
(13)個人でできるのはこれくらいまでだと思います。あとは学校としての対応が必要。自分の授業はなんとかなるかもしれないが、科目マネージャーとして、非常勤講師担当の授業も含めて科目全体でできるかと言われれば、教員や受講生へのサポートを考えると、正直頭を抱える…
(14)私もオンライン授業とZOOMに関する情報のまとめページを作っています。
https://qingyuan.sakura.ne.jp/wp/?p=4114
講義動画を作る方法はいくつもあるのですが、ZOOMで一人会議をして収録する方法があることを少し書いています。動画の編集は時間がかかります。細かく分けて短い物を作るのが肝要だと思います。
わたしの書いた記事
オンライン教育やZOOMについては以下のような記事も書いています。もしよろしければご参照ください。