5月11日(水)II

【今日の主な内容】
・鼻音を伴う母音と挨拶言葉の力試し。

・p15の8、10〜13。
・p16の15〜19。
・第1課 補充表現 人称代名詞
・第1課 ポイント 名前の尋ね方
・第1課 ポイント 省略疑問の“呢”
・第1課 ポイント 判断認定を表す動詞“是”
・第1課 ポイント “吗”を用いる疑問文

【今日のポイント】
・我姓[上の名前]。(私の名字は〜です。)
#姓は動詞。

・我叫[フルネーム]。(私の氏名は〜です。)

・中国語の語順:動詞+目的語。
・中国語の語順:否定の副詞+動詞+目的語。

・〜吗?の疑問文の答え方。
相手が使った動詞を使って答える。
(例)你去图书馆吗?(あなたは図書館に行きますか。)
去。(行きます。)
不去。(行きません。)

<発展>
否定の答えだけでなく、もう少し言葉を添えてみましょう。
(例)
你是中国人吗?(あなたは中国人ですか。)
不是。我是日本人。(ちがいます。私は日本人です。)

【小テスト予告】
5月25日(水)授業の初めに小テストをします。テスト範囲は来週発表します。

【今日の課題】
・您贵姓?(お名前は何とおっしゃいますか。)
・你叫什么名字?(名前は何といいますか。)
・我是学生。(私は学生です。)
・我不是大学生。(私は学生ではありません。)
・他是中国人吗?(彼は中国人ですか。)

【今日の宿題】紙に書いて来週提出!
自分の名前の簡体字と拼音字母を調べる。

調べる時に注意すること。
(1)日本人の名前に使われる漢字が、中国語で普段よく使われる漢字とは限りません。初級者用の小さな中日辞典では自分の名前の漢字が載っていないことがあります。もし載っていなければ、図書館に行って大きな中日辞典を引きましょう。

<耳寄り情報>
相原茂編著『はじめての中国語学習辞典』(朝日出版社 2004年初版第三刷)を買った人、付録にご注目!日本人の主な名字の簡体字と拼音字母が載ってます。
キヤノンの中国語電子辞書WordTank V80を買った人、この電子辞書には日本人の主な名字と名前の簡体字と拼音字母、そしてその中国語音声を収録した「人名発音ナビ」がついています。

(2)国字(日本人が作った漢字)には中国語の発音はありません。その場合はつくりの漢字の音で呼んで下さい。例えば「辻」であれば「十」の音、「畑」であれば「田」の音で読みます。
念のため言いますが、どんな漢字でもつくりの音で読めばいいということではありません。中国から来た漢字であればちゃんと中国語の発音がありますので、中日辞典で調べて下さい。

(3)ひらがなの名前の人は、その名前に漢字を当てて下さい。例えば「ひろみ」→「広美」など。

(4)1つの漢字に複数の発音があることがあります。その時は自分の名前の読みにふさわしい発音を選んで下さい。
(例)
長は簡体字で書くと长。発音はchángとzhǎngの2つあり、chángは長いの意味、zhǎngは成長する、或いは組織のトップという意味です。長野(ながの)という名字であれば、chángと読みます。

【今日のおまけ】
・挨拶としての“你吃饭了吗?”(食事は済みましたか。)
私が中国語を習い始めて2年くらいたったときに初めて中国に行きました。食事時にホテルに帰ってくると、ホテルのメイドさんが必ず私に“你吃饭了吗?”と聞くのです。「親しい人に聞かれるのならわかるけれど、ホテルのメイドさんがどうして毎回会うたびに聞いてくるのだろう?」と最初は怪訝に思っていましたが、そのうち気づきました。これは食事時に人に会った時の一種の挨拶なのです。中国の人々が食べるということを大切にしているかわかりますね。ちなみにそう聞かれたら、“吃了”(食べました)“吃饭了”(食事は済みました。)とか、“还没呢。”(まだです。)と答えておけばよいと思います。

・中学生は13歳〜18歳まで。
中国語で“中学生”というと年齢的には13歳〜18歳になります。中国の“中学”は初中(初级中学の略)と高中(高级中学の略)に分かれます。中国では小学6年+初中3年が義務教育期間です。
経済的に恵まれている都市部では進学熱が非常に高く、大学受験ともなれば日本を遙かに超える激烈な競争が展開される一方で、経済条件の悪い農村では貧しさのために義務教育を修了できない子供がおり、残念ながら現段階では義務教育が完全に普及したとはいえません。

・今日、教科書以外で練習に使った単語
去 qù (行く)
图书馆 túshūguǎn (図書館)
中学生 zhōngxuéshēng (中学生・高校生)