6月1日(水)II

【今日の主な内容】
・小テストの返却(名前は中国語読みで)

・課題文の聞き取りと作文

・p29 100以上の数の言い方

・p29 量詞

・p31の2

・p32の3、4

・p26の会話1

【今日のポイント】
・数詞+量詞+名詞
中国語では原則として数詞と名詞の間には量詞が必要です。
(例)十个学生(10人の学生)
×十学生

量詞は数えるための言葉である。ここでは人や物の数を数える名量詞を学んだ。
日本語にも1枚の紙の「枚」、1冊の本の「冊」などの量詞があるが、中国語の量詞の方がずっと多彩で豊富である。量詞の中で一番広く使えるのは“个”であるが、何でもかんでも“个”で数えられるわけではなく、専用の量詞があるものはそれを使う。

・数量を尋ねる疑問詞
“几”+量詞+名詞
(例)几个人?(何人ですか。)
#答えが10以下と予想される時に使う。
#必ず量詞が必要。

“多少”+名詞
(例)多少人?(何人ですか。)
#答えに関する制限無し。
#量詞はなくてもよい。

・“吗 ma”=「〜か?」とは限らない
疑問詞疑問文に“吗”をつけてはいけない。
中国有多少人口?(中国はどれくらい人口がありますか。)
×中国有多少人口吗?

但し、疑問詞疑問文に“呢 ne”をつけることはできる。
中国有多少人口呢?

・“的 ”=「の」とは限らない
“的 ”は連体修飾語を作る助詞。名詞が名詞を修飾するときには、「の」と訳せるが、そうでないときもある。

美丽的花(美しい花)
#2音節形容詞が名詞を修飾した例。

你要的东西(あなたが欲しいもの)
#主語+述語(動詞)のフレーズが名詞を修飾した例。

・“的 ”が省略できる場合。
人称代名詞+(“的 ”)+親族/人間関係/所属

【今日のおまけ】
・中国語の名量詞の視覚的特徴
どの名詞をどの量詞で数えるかということを見ると、物体の形状のどの特徴に着目しているのかがわかることがあります。

“一张纸”(1枚の紙)“一张桌子”(1台の机)
紙と机の形のどこに共通点が?と思うかもしれませんが、机の天版(字を書くところ)を紙と同じように平たくて面積を感じさせるものとしてとらえているのでしょう。

“一把伞”(1本の傘)“一把刀”(1本のナイフ)“一把椅子”(1脚の椅子)
傘とナイフはなんとなくわかるような気がするけれど、どうして椅子も?と思うかもしれませんね。傘もナイフも手に握って使います。椅子も動かすときには背もたれを握って動かします。同じ座るものでも、背もたれを持って動かせないソファーは“把”では数えられません。

・いきなり家族のことを聞くなんて。
教科書では相手の家族の人数や家族構成を尋ねる会話がありますが、私の印象では日本では初対面の人にいきなり家族のことを聞いたりするのは、少しはばかられるような気がします。そういうことを聞くのはある程度親しくなってからではないでしょうか。

一口に中国人といっても13億人いるわけですから、全員が全員そうだとは決して言えませんが、中国では初対面で家族のことを聞かれることはさほど珍しくないでしょう。外国人が相手だと外国への興味や好奇心があるので、よけいにそうかもしれません。家族構成だけでなく、家の場所、家族や自分の勤め先、果ては給料がいくらかまで聞かれることがあります。

皆さんの中にはこういう質問にとまどったり、厚かましいなと感じる人もいるかもしれません。しかし、私の考えでは、これから親しくなるために、もっとお互いのことを知りたいという表れなのだと思います。日本では相手を尊重すればするほど遠慮して口をきかなくなる傾向があるように見受けられますが、中国では言葉をたくさん使うことが相手への関心や敬意を示すことになるのではないかと私は考えています。

また、給料についても日本ではお金を話題にするのをできるだけ避けるようなムードがありますが、中国では人が生きて行くにはお金が絶対必要なのだから、お金の話題をなぜ避けなければならないのか?と思っているような節があります。

また、中国では以前は会社は全て国営企業でしたから、首にならないかわり一生懸命働こうが働かまいが給料はたいして変わらない、たいして変わらないなら何を恥ずかしがるのか?ということもあったのでしょう。この点については、現在では市場主義経済が導入され、以前はなかった国営企業の倒産もリストラも普通にありますし、その結果、個人の収入の格差が非常に大きくなってきていますので、少し事情は変わってきています。

【今日の課題】
100以上の数字を聞き取れるようにする、言えるようにする、簡体字でも拼音字母でも書けるようにする。

6月1日(水)I

【今日の主な内容】
・小テストの返却(名前は中国語読みで)

・課題文の聞き取りと作文

・p29 100以上の数の言い方

・p29 量詞

・p31の2

・p32の3、4、5

・p26の会話1

【今日のポイント】
・数詞+量詞+名詞
中国語では原則として数詞と名詞の間には量詞が必要です。
(例)十个学生(10人の学生)
×十学生

量詞は数えるための言葉である。ここでは人や物の数を数える名量詞を学んだ。
日本語にも1枚の紙の「枚」、1冊の本の「冊」などの量詞があるが、中国語の量詞の方がずっと多彩で豊富である。量詞の中で一番広く使えるのは“个”であるが、何でもかんでも“个”で数えられるわけではなく、専用の量詞があるものはそれを使う。

・数量を尋ねる疑問詞
“几”+量詞+名詞
(例)几个人?(何人ですか。)
#答えが10以下と予想される時に使う。
#必ず量詞が必要。

“多少”+名詞
(例)多少人?(何人ですか。)
#答えに関する制限無し。
#量詞はなくてもよい。

・“吗 ma”=「〜か?」とは限らない
疑問詞疑問文に“吗”をつけてはいけない。
中国有多少人口?(中国はどれくらい人口がありますか。)
×中国有多少人口吗?

但し、疑問詞疑問文に“呢 ne”をつけることはできる。
中国有多少人口呢?

・“的 ”=「の」とは限らない
“的 ”は連体修飾語を作る助詞。名詞が名詞を修飾するときには、「の」と訳せるが、そうでないときもある。

美丽的花(美しい花)
#2音節形容詞が名詞を修飾した例。

你要的东西(あなたが欲しいもの)
#主語+述語(動詞)のフレーズが名詞を修飾した例。

・“的 ”が省略できる場合。
人称代名詞+(“的 ”)+親族/人間関係/所属

【今日のおまけ】
・中国語の名量詞の視覚的特徴
どの名詞をどの量詞で数えるかということを見ると、物体の形状のどの特徴に着目しているのかがわかることがあります。

“一张纸”(1枚の紙)“一张桌子”(1台の机)
紙と机の形のどこに共通点が?と思うかもしれませんが、机の天版(字を書くところ)を紙と同じように平たくて面積を感じさせるものとしてとらえているのでしょう。

“一把伞”(1本の傘)“一把刀”(1本のナイフ)“一把椅子”(1脚の椅子)
傘とナイフはなんとなくわかるような気がするけれど、どうして椅子も?と思うかもしれませんね。傘もナイフも手に握って使います。椅子も動かすときには背もたれを握って動かします。同じ座るものでも、背もたれを持って動かせないソファーは“把”では数えられません。

・プライバシーのことを中国語で“隐私 yǐnsī”(yin3si1)と言います。何をプライバシーとするかは、時代によって文化によって、そして個人によって異なります。

教科書では相手の家族の人数や家族構成を尋ねる会話がありますが、私の印象では日本では初対面の人にいきなり家族のことを聞いたりするのは、少しはばかられるような気がします。そういうことを聞くのはある程度親しくなってからではないでしょうか。

一口に中国人といっても13億人いるわけですから、全員が全員そうだとは決して言えませんが、中国では初対面で家族のことを聞かれることはさほど珍しくないでしょう。外国人が相手だと外国への興味や好奇心があるので、よけいにそうかもしれません。家族構成だけでなく、家の場所、家族や自分の勤め先、果ては給料がいくらかまで聞かれることがあります。

皆さんの中にはこういう質問にとまどったり、厚かましいなと感じる人もいるかもしれません。しかし、私の考えでは、これから親しくなるために、もっとお互いのことを知りたいという表れなのだと思います。日本では相手を尊重すればするほど遠慮して口をきかなくなる傾向があるように見受けられますが、中国では言葉をたくさん使うことが相手への関心や敬意を示すことになるのではないかと私は考えています。

5月30日(月)IV

【今日の主な内容】
・前回の課題の聞き取りと作文。

・p35の5

・p36の6

発音の復習
・プリントp2 鼻音を伴う母音
どちらの鼻音が付くかによって、前の母音の音色が異なってくる場合がある。
-ian(yan)のaは狭いa
-iang (yang)のaは広いa
enのeは前寄りのハッキリ型
engのeは後寄りのぼんやり型

・プリントp5 発音練習
ji zhi ziの区別
-ian(yan)と-iang (yang)
enとeng

・プリントp13
“参加”から“互相”まで声調の聞き取り練習。

・小テストの返却

【今日のポイント】
・“怎么”+動詞
 方法や方式を尋ねる。どうして、どうやって、どんなふうに。

・道の尋ね方
到〜怎么走?(〜へはどう行きますか。)

・動詞+“一下”
ちょっと〜する、〜してみる。
相手にかける心理的負担が軽くなるので、依頼の表現によく使われる。

・動詞++“一下”+目的語
(例)
 填    一下  申报单
#これが基本の形です。実は例外もあるのですが、ここではややこしくなるので、敢えて触れません。

【今日のおまけ】
・字の書き方を尋ねる。
这个字怎么写?(この字はどう書きますか。)
Zhèige zì zěnme xiě?
#怎么 zenの3声。
#写 xieの3声。
#ブログシステムの関係上、一部の簡体字が正しく表示できません。簡体字の写の最後の横棒は突き抜けません

・字の読み方を尋ねる。
这个字怎么念?(この字はどう読みますか。)
Zhèige zì zěnme niàn?

・読むは読むでも違いがある。
“看 kàn”は「見る、(目で)読む」
“念 niàn”は「(声に出して)読む」

・“请”+動詞フレーズ
どうぞ〜して下さい。(“请”は元々「頼む」という意味)。
(例)
请进。(どうぞお入り下さい。)
#“进”は進の簡体字で、「入る」という意味。
请坐。(お座り下さい。)
请喝茶。(お茶をどうぞ。)

・中国語の古い意味を残す日本の漢字
 全ての漢字がそうというわけではないですが、一部の日本語の漢字の意味は、古い中国語の意味を残しています。例えば、今日出てきた“走”は古い中国語では日本語と同じで「走る」という意味でした。今の中国語では意味が変わってしまい、“走”は「歩く、行く」という意味です。日本語の方が古い中国語の意味を残していて、本家本元の中国語の方の意味が変わってしまったのです。
 同様の例に“汤”があります(“汤”は「湯」の簡体字です)。古い中国語では日本語と同じ「湯」という意味でしたが、今の中国語では意味が変わってしまい、“汤”は「スープ」という意味です。

・中国の“手机”(携帯電話)
日本では電話線をひくタイプの電話が完全に全国に普及してから携帯電話が登場しましたが、中国は国土が広く一々電柱を立てて電話線を建物に引き込むより、一定の面積ごとにアンテナを立てれば済む携帯の方が普及の速度が速いようです。
 携帯電話は通話するよりもっぱらメールという人がいますが、中国の携帯電話でももちろんメールができます。携帯電話のメールは“手机短信”または“短信”と言います。“短  duǎn(duanの3声)”は「短い」の意味(携帯電話のメールは文字数の制限がありますね)、“信” xìn” は「手紙」という意味です。

【今日の課題】
・「ケイタイ」汉语怎么说?(「ケイタイ」は中国語でどう言いますか。)
・请问,到车站怎么走?(すみません、駅までどう行けばいいですか。)
・怎么办呢?(どうしよう。)
・你等一下。(ちょっと待って。)
・请填一下申报单。(申告書にご記入下さい。)

5月30日(月)III

【今日の主な内容】
・前回の課題の聞き取りと作文。

・p35の5

・p36の6

・p37

発音の復習
・プリントp2 鼻音を伴う母音
どちらの鼻音が付くかによって、前の母音の音色が異なってくる場合がある。
-ian(yan)のaは狭いa
-iang (yang)のaは広いa
enのeは前寄りのハッキリ型
engのeは後寄りのぼんやり型

・プリントp5
“不”の声調の変化の復習

・プリントp5 発音練習
xi shi siの区別
-ian(yan)と-iang (yang)
enとeng

・プリントp13
“去年”から“互相”まで声調の聞き取り練習。

・小テストの返却

【今日のポイント】
・“怎么”+動詞
 方法や方式を尋ねる。どうして、どうやって、どんなふうに。

・道の尋ね方
到〜怎么走?(〜へはどう行きますか。)

・動詞+“一下”
ちょっと〜する、〜してみる。
相手にかける心理的負担が軽くなるので、依頼の表現によく使われる。

・動詞++“一下”+目的語
(例)
 填    一下  申报单
#これが基本の形です。実は例外もあるのですが、ここではややこしくなるので、敢えて触れません。

【今日のおまけ】
・字の書き方を尋ねる。
这个字怎么写?(この字はどう書きますか。)
Zhèige zì zěnme xiě?
#怎么 zenの3声。
#写 xieの3声。
#ブログシステムの関係上、一部の簡体字が正しく表示できません。簡体字の写の最後の横棒は突き抜けません

・字の読み方を尋ねる。
这个字怎么念?(この字はどう読みますか。)
Zhèige zì zěnme niàn?

・読むは読むでも違いがある。
“看 kàn”は「見る、(目で)読む」
“念 niàn”は「(声に出して)読む」

・中国の“手机”(携帯電話)
日本では電話線をひくタイプの電話が完全に全国に普及してから携帯電話が登場しましたが、中国は国土が広く一々電柱を立てて電話線を建物に引き込むより、一定の面積ごとにアンテナを立てれば済む携帯の方が普及の速度が速いようです。日本と同じく中国でも携帯は若者の必須のアイテムとなっていますが、経済水準を考慮すれば、中国の携帯電話の本体価格は高いです。これは中国が高いというより、日本が安いというべきでしょう。日本の携帯電話の販売店は携帯電話会社からの販売奨励金が入るため、携帯電話の本体価格自体は赤字覚悟で値下げできるからです。

【今日の課題】
・「ケイタイ」汉语怎么说?(「ケイタイ」は中国語でどう言いますか。)
・请问,到车站怎么走?(すみません、駅までどう行けばいいですか。)
・怎么办呢?(どうしよう。)
・你等一下。(ちょっと待って。)
・请问,怎么填?(すみません、どう記入すればいいですか。)

5/25(水)の質問:中国語の勉強法

Q:先生の学生時代の中国語の勉強方法は?

A:学生時代を振り返って、勉強方法をいくつか紹介しましょう。

1.中国の映画やニュースの聞き取りをする。
  何度もテープを聴き、辞書を何度も引いて書き取った単語やフレーズは音として身に付きますし、忘れません。

 中国の映画やニュースをテープに入れて、1字ずつ書き取っていきます。こういう方法を初めてやったのは学部の3回生の時で、張成銘老師が担当する授業でした。あらかじめ自宅でテープを何度も聞いてノートに書き取ってきます。もちろん聞き取れない部分がたくさん残ります。というか空白の部分の方が多いくらいです。それを授業で張成銘老師が出してくれるヒントを元にもう一度挑戦するのです。
 張成銘老師は私たちの拙い中国語を馬鹿にすることなく辛抱強く熱心に指導して下さり、“不要害怕说错,大胆说!”(言い間違いを恐れてはいけない、大胆に話しなさい。)と常に私たちを励ましてくれました。

 張成銘老師の授業が終わった後もこの勉強方法を続けようと思い、1人だと挫折するので、友人とグループを組んで定期的にやってました。人間誰しも見栄がありますから、途中で投げ出したくなったときに友達に負けないようにと踏ん張りが効きますし、何人かいると、私の聞き取れないところを他の人が聞き取れている、他の人が聞き取れていないところを私が聞き取れているといった具合に、互いの足りない部分を補い合って聞き取れる部分が増えていきます。

2.中国に行く
 中国に行って実際に言葉が使われている現場を体験することにより、語彙力が強化できます。

 例えば、こんな体験をしたことがあります。
 中国の郵便局で日本に小包を送ろうとしたときの事です。4枚綴りの複写式の用紙に宛先などを書き込んだのですが、一番下の用紙の分がはっきり写っていません。郵便局員は私に向かって“miáo 一下”(ちょっと“miáo”して)と言いました。私は“miáo ”はどんな漢字だろう?と思いましたが、状況から考えて、一番下の用紙がはっきり写っていないからなぞって書けと言っていることは察しがつきます。音を忘れないように口の中でぶつぶつ言いながら部屋へ帰り辞書を引いてみると、“miáo ”は“描 ”であることがわかりました。
 その後、街角で“扫描”という看板を見ました。スキャンすることを“扫描”と言うのです。“扫”は「ほうきで掃く」“描”は「なぞる」です。確かにスキャナがスキャンする様子はほうきで掃くように物体の上をなぞっていくよなーと妙に納得しました。

 こんな風に日常生活の中で、漫画風に言えば「ひらめいた!」と頭の上に電灯マークがともるような経験をして、語彙のネットワークを増やしていくことができます。

3.中国語の文章をたくさん読む
 私は外国語学部ではなく文学部の出身です。日頃の授業は講読が中心で、現代中国語から古典中国語(いわゆる漢文)まで、みっちり読まされました。こういう読んで訳すという講読タイプの授業は外国語の習得に役に立たないという意見がありますが、果たしてそうなのでしょうか?

 文法が一通りマスターできれば、後は語彙力の勝負です。私の学習歴を振り返ると、確かに母語と同じようにまず耳から音として入ってそれを文字として定着させた語彙もありますが、講読において目で見た単語を、聞き取りで音として再確認して、それを憶えて話すという経過をたどった語彙もたくさんあります。古今の中国語の文章を読むことを通じて、中国語の発想や論理に慣れ、中国文化に関する知識を知っていたことが、中国語のレベルアップに大いに役に立ったのです。

 私も皆さんと同じで大学に入ってから中国語を始めました。バイリンガルの家庭で育ったわけでもないし、子供のころから中国語を勉強していたわけでもありません。大学院生の時に1年間、そして就職してから1年間中国に留学する機会に恵まれましたが、私の中国語の基礎は日本で身につけたものです。

 未だに使えない単語や聞き取れない単語がたくさんありますし、私の中国語が私の母語である日本語と同じように使えるようには一生ならないでしょう。“活到老,学到老”(死ぬまで勉強、“活”は生きるの意味)です。こういうとなんだか暗く聞こえますが、今までわからなかったり知らなかったりしたことがわかる、「ああ、こんな意味なんだ」「ほう、こんな言い方をするんだ」という、発見の喜びと驚きが一生続くということだと思います。

5月25日(水)II

【今日の主な内容】
・小テスト第1回

・p22の親族呼称の残り

・第2課p28 指示代名詞(但し“这边儿”の列は除く)

・p28 数字(1〜99)

・p31  所有と存在を表す“有”

・p32 “二”と“两”

・p13 “一”の声調の変化

【今日のポイント】
・“那个”(あれ)と“哪个”(どれ)をしっかり区別して憶える。

・“那儿”“那里”(あそこ)と“哪儿”“哪里”(どこ)をしっかり区別して憶える。

・“有”の否定は“没有”。

・“你有~吗?”(あなたは〜を持っていますか。)

・“这儿有~吗?(ここに〜はありますか/いますか。)

・2には二つの言い方があり、使い分ける。
序数の時(順番の2番目)は“二”、量の時は“两”。
(例)
两台电脑(2台のパソコン)
两个姐姐(2人の姉)

・“一”の声調
序数の時(順番の一番目)はyī(1声)

それ以外の時は、後ろに1声2声3声が来ると4声、後ろに4声が来ると2声。
この変化のパターンは“不”の声調の変化のパターンと同じ。
yì+1声
yì+2声
yì+3声
—–
yí+4声

(例)
一台电脑 yì tái diànnǎo (1台のパソコン)
一辆汽车 yí liàng qìchē (1台の自動車)
一个姐姐 yí ge jiějie (1人の姉)
#“个”はここでは軽声だが、元々は4声(gè)。

【今日のおまけ】
・“厕所”よりも上品なトイレの言い方。
洗手间 xǐshǒujiān 
#パソコンの環境によっては、画面上では拼音字母の3声と1声の区別がつきにくいようです。“洗“はxiの3声、“手”はshouの3声です。
卫生间 wèishēngjiān #“卫”は「衛」の簡体字。

・中国の公衆トイレ
中国の公衆トイレについては、個室のしきりがないとか、しきりがあってもとても低くて隣の人が見えてしまうとか、いろいろな風評があるようです。確かに今でも田舎の公衆トイレに行くとそういうところも見かけますが、大都市や外国人観光客の多いところでは日本と同じような公衆トイレがあります。
飛行機や列車のトイレは別として、中国では公衆トイレの男女の区別は非常にハッキリしています。日本では古い観光地や駅のトイレではまだ男女共用のところがあったり、中に入ると男女は分かれていても入り口は一つといったトイレがありますが、中国の女性はこういうトイレは、いつ男性が入ってくるかと思うと非常に恐いのだそうです。中国の男性もこういうトイレには驚くようで、随分前になりますが、香港から来た友人(男性)を奈良の東大寺に案内したときに、トイレに行きたいと言うので場所を教えてあげたところ、どうやらその公衆トイレは男女共用だったようで、トイレから出てきた彼は開口一番「女の人が入ってきた!」と言って目を丸くしていました。
中国の公衆トイレが中に入ると「開放的」なのは、男女の別がハッキリしていてそこには同性しかいないのだから恥ずかしがることはないと考えているのかもしれません。

【今日の課題】
・你有电脑吗?(あなたはパソコンを持っていますか。)とそれに対する自分の答え。

・你有姐姐吗?(あなたにはお姉さんがいますか。)ととそれに対する自分の答え。

・这儿有人吗?(ここに人はいますか。)
 有人。(います。)
 没有人,请坐(いません、どうぞお座り下さい。)

・1〜99の数字を中国語で言う、聞き取る、拼音字母で書く。

5月25日(水)I

【今日の主な内容】
・小テスト第1回

・p22の親族呼称の残り

・第2課p28 指示代名詞(但し“这边儿”の列は除く)

・p28 数字(1〜99)

・p31  所有と存在を表す“有”

・p32 “二”と“两”

・p13 “一”の声調の変化

【今日のポイント】
・“那个”(あれ)と“哪个”(どれ)をしっかり区別して憶える。

・“那儿”“那里”(あそこ)と“哪儿”“哪里”(どこ)をしっかり区別して憶える。

・“有”の否定は“没有”。

・“你有~吗?”(あなたは〜を持っていますか。)

・“这儿有~吗?(ここに〜はありますか/いますか。)

・2には二つの言い方があり、使い分ける。
序数の時(順番の2番目)は“二”、量の時は“两”。
(例)
两台电脑(2台のパソコン)
两个姐姐(2人の姉)

・“一”の声調
序数の時(順番の一番目)はyī(1声)

それ以外の時は、後ろに1声2声3声が来ると4声、後ろに4声が来ると2声。
この変化のパターンは“不”の声調の変化のパターンと同じ。
yì+1声
yì+2声
yì+3声
—–
yí+4声

(例)
一台电脑 yì tái diànnǎo (1台のパソコン)
一辆汽车 yí liàng qìchē (1台の自動車)
一个姐姐 yí ge jiějie (1人の姉)
#“个”はここでは軽声だが、元々は4声(gè)。

【今日のおまけ】
・ゲーム“数数避七”
中国語で1から順番に数えていきます。但し、7の倍数(7,14…)及び7が入っている数字(17や27など)の時は、何も言わずに手をたたきます。

・相机 xiàngjī (カメラ)
#“机”は「機」の簡体字。

・手机 shǒujī (携帯電話)
#パソコンの環境によっては、画面上では拼音字母の3声と1声の区別がつきにくいようです。
“手”はshouの3声です。

・“厕所”よりも上品なトイレの言い方。
洗手间 xǐshǒujiān #“洗”はxiの3声、“手”はshouの3声です。
卫生间 wèishēngjiān #“卫”は「衛」の簡体字。

・中国の公衆トイレ
中国の公衆トイレについては、個室のしきりがないとか、しきりがあってもとても低くて隣の人が見えてしまうとか、いろいろな風評があるようです。確かに今でも田舎の公衆トイレに行くとそういうところも見かけますが、大都市や外国人観光客の多いところでは日本と同じような公衆トイレがあります。
飛行機や列車のトイレは別として、中国では公衆トイレの男女の区別は非常にハッキリしています。日本では古い観光地や駅のトイレではまだ男女共用のところがあったり、中に入ると男女は分かれていても入り口は一つといったトイレがありますが、中国の女性はこういうトイレは、いつ男性が入ってくるかと思うと非常に恐いのだそうです。中国の男性もこういうトイレには驚くようで、随分前になりますが、香港から来た友人(男性)を奈良の東大寺に案内したときに、トイレに行きたいと言うので場所を教えてあげたところ、どうやらその公衆トイレは男女共用だったようで、トイレから出てきた彼は開口一番「女の人が入ってきた!」と言って目を丸くしていました。
中国の公衆トイレが中に入ると「開放的」なのは、男女の別がハッキリしていてそこには同性しかいないのだから恥ずかしがることはないと考えているのかもしれません。

【今日の課題】
・你有电脑吗?(あなたはパソコンを持っていますか。)とそれに対する自分の答え。

・你有姐姐吗?(あなたにはお姉さんがいますか。)ととそれに対する自分の答え。

・这儿有人吗?(ここに人はいますか。)
 有人。(います。)
 没有人,请坐(いません、どうぞお座り下さい。)

・1〜99の数字を中国語で言う、聞き取る、拼音字母で書く。

5月23日(月)IV

【今日の主な内容】
・小テスト第1回

・p30の1行目と2行目
・p30の最後の行

・p34の1
・p34の2
・p35の3
・p35の4
・p36の7

【今日のポイント】
・日本語の指示代名詞は「これ」「あれ」「それ」の3系統、中国語は話し手から近いものを指す“这”と、話し手から遠いものを指す“那”の2系統。

・副詞+動詞/形容詞

・同類を表す副詞“也”。位置は動詞や形容詞の前であるが、“也”が意味的にどこにかかるかは文脈による。
(例)
(他要乌龙茶。)我也要乌龙茶。
(彼はウーロン茶が欲しい。)私もウーロン茶が欲しい。

(我要啤酒。)我也要乌龙茶。
(私はビールが欲しい。)私はウーロン茶も欲しい。

・副詞“也”の後ろには必ず動詞や形容詞が必要。
(例)
我去图书馆,你呢?(私は図書館に行きますが、あなたは?)
我也去。(私も行きます。)
日本語では「私も。」と言えますが、中国語では“我也”とは言えません

【今日のおまけ】
・ゲーム“数数避七”
中国語で1から順番に数えていきます。但し、7の倍数(7,14…)及び7が入っている数字(17や27など)の時は、何も言わずに手をたたきます。

・間に挟まった十(位の数の十)は軽声で読みます。
(例)
二十一 èrshi

・中国でも公的な書類では満年齢を使いますが、日常生活で数え年がよく使われています。数え年では生まれた時が1歳、以後正月が来るたびに年を取っていきますから、数え年は満年齢より約2歳ほど上になります。中国の人に年齢を聞いて同い年だと思っていたのに、生年月日を聞くと「あれれ、私より2歳年下?」ということがあります。向こうは数え年を、こちらは満年齢を使っていたのです。ちなみに数え年のことは中国語で“虚岁xūsuì”、満年齢のことは“周岁 zhōusuì”と言います。

【今日の宿題】配布された用紙に書いて来週提出!
・p32の课文を写す(簡体字と拼音字母両方とも)。
写すときには「山田和也」を自分の名前に変えること。

・p32の课文を日本語に訳す。

・p32の课文を読んで、p33の〔3〕の答えを書く。

【今日の課題】
・我也是日本人。(私も日本人です。)

・你多大?(あなたは何歳ですか。)
 我今年十九岁。(今年19歳です。)
#年齢は自分の年齢に変えること。

・中国語で年月日を言えるようにする。

5月23日(月)III

【今日の主な内容】
・小テスト第1回

・p30の最後の行

・p34の1
・p34の2
・p35の3
・p35の4
・p36の7

【今日のポイント】
・日本語の指示代名詞は「これ」「あれ」「それ」の3系統、中国語は話し手から近いものを指す“这”と、話し手から遠いものを指す“那”の2系統。

・副詞+動詞/形容詞
同類を表す副詞“也”。位置は動詞や形容詞の前であるが、“也”が意味的にどこにかかるかは文脈による。
(例)
(他要乌龙茶。)我也要乌龙茶。
(彼はウーロン茶が欲しい。)私もウーロン茶が欲しい。

(我要啤酒。)我也要乌龙茶。
(私はビールが欲しい。)私はウーロン茶も欲しい。

【今日のおまけ】
・ゲーム“数数避七”
中国語で1から順番に数えていきます。但し、7の倍数(7,14…)及び7が入っている数字(17や27など)の時は、何も言わずに手をたたきます。

・間に挟まった十(位の数の十)は軽声で読みます。
(例)
二十一 èrshi

・中国でも公的な書類では満年齢を使いますが、日常生活で数え年がよく使われています。数え年では生まれた時が1歳、以後正月が来るたびに年を取っていきますから、数え年は満年齢より約2歳ほど上になります。中国の人に年齢を聞いて同い年だと思っていたのに、生年月日を聞くと「あれれ、私より2歳年下?」ということがあります。向こうは数え年を、こちらは満年齢を使っていたのです。ちなみに数え年のことは中国語で“虚岁xūsuì”、満年齢のことは“周岁 zhōusuì”と言います。

【今日の宿題】配布された用紙に書いて来週提出!
・p32の课文を写す(簡体字と拼音字母両方とも)。
写すときには「山田和也」を自分の名前に変えること。

・p32の课文を日本語に訳す。

・p32の课文を読んで、p33の〔3〕の答えを書く。

【今日の課題】
・我也是日本人。(私も日本人です。)

・你多大?(あなたは何歳ですか。)
 我今年十九岁。(今年19歳です。)
#年齢は自分の年齢に変えること。

・中国語で年月日を言えるようにする。

5/18(水)の質問:接頭辞の“阿”

Q:人の呼び名で“阿~”というのは今でもありますか。

A:接頭辞の“阿~”の歴史は随分古いのですが、みなさんが今授業で学んでいる“普通话”(中国語の共通語)の中では、“阿姨”(おばさん、保母さん、お手伝いさん)くらいでしょう。但し、今でも中国の南方の方言では接頭辞の“阿~”はよく使われています。

接頭辞とは?
中国語の単語の構造を見てみると、語幹と語幹が結合したものと語幹と接辞が結合したものがあります。語幹と接辞の関係はたとえて言うのなら幹と枝のようなもので、主な意味は語幹の方が担っています。接辞には語幹の前にくっつく接頭辞と語幹の後ろにくっつく接尾辞があります。
接頭辞+語幹の例:老师(先生)老虎(虎)
語幹+接尾辞の例:刀子(ナイフ)字儿(字)石头(石)

中国語の構造や成り立ちに興味を持った人へ:
今はまだ難しいかもしれませんが、参考になる本を書いておきます。

北京大学中国語言文学系現代漢語教室編 松岡榮志・古川裕監訳
『現代中国語総説』三省堂 2004年

藤堂明保・相原茂著
『新訂 中国語概説』大修館書店 1985年

王占華・一木達彦・苞山武義編著
『中国語学概論』駿河台出版社 2004年

太田辰夫著
『中国語歴史文法』朋友書店 昭和五十六年