6月27日(月)IV

【今日の主な内容】
・小テスト第2回の実施。
・中国語のアスペクト等に関するプリントの配布。
・第4課 介詞(前置詞)の“对”

・第4課 完了と経験
・“一”の声調変化について

【今日のポイント】
・完了のアスペクト:動詞+“了”
否定:“没(有)”+動詞   “了”が消えるのに注意
疑問:動詞+“了”+“吗”?
疑問(反復疑問文1):動詞+“了”+“没有”?
疑問(反復疑問文2):動詞+“没”+動詞?
#反復疑問文を2種類一気に憶えられなかったら、まず反復疑問文1のパターンを憶えて下さい。

(例)
看了那个电影。(あの映画を見ました。)

没看那个电影。(あの映画を見ていません。あの映画を見ませんでした。)

看了那个电影吗?(あの映画を見ましたか。)
看了那个电影没有?(あの映画を見ましたか。)
看没看那个电影?(あの映画を見ましたか。)

答え方:看了。(見ました。)
    没看。(見ていません。見ませんでした。)

・経験のアスペクト:動詞+“过”
否定:“没(有)”+動詞+“过”
疑問:動詞+“过”+“吗”?
疑問(反復疑問文1):動詞+“过”+“没有”?
疑問(反復疑問文2):動詞+“没”+動詞+“过”?
#反復疑問文を2種類一気に憶えられなかったら、まず反復疑問文1のパターンを憶えて下さい。

(例)
看过那个电影。(あの映画を見たことあります。)

没看过那个电影。(あの映画を見たことありません。)

看过那个电影吗?(あの映画を見たことあります。)
看过那个电影没有?(あの映画を見たことあります。)
看没看过那个电影?(あの映画を見たことあります。)

答え方:看过。(見たことあります。)
    没看过。(見たことありません。)

【今日のおまけ】
・1冊はどこへ?
她写了一本小说。(彼女は1冊の小説を書きました。)
この文の否定文は以下のようになります。
她没写小说。
“一本”(1冊)は消えてしまいます。
実はこれを文法的に説明しようとすると、相当複雑なことを言わなければなりません。そこで初級者向けの簡便な説明をしておきます。それは「そもそも書いていないんだから、冊数は問題にならないでしょ?」
1冊も書いていないという言い方はありますが、それは否定の強調になり、別の構文になります。
なお、簡体字の“写”の最後の横棒は突き抜けません!ブログのシステム上の制約で一部の簡体字が正確に表示できません。

・教科書の“一”の声調がいろいろありますが、これってどういうこと?
“一”は元来1声yīです。序数(順番を数えるときの一番目)の場合はそのまま1声で発音します。
(例)
一月    (1月=1年のうちで一番最初の月)
yīyuè

序数ではないときは、後ろの声調によって4声または2声になります。

4声yì:後ろに1声・2声・3声が続くとき。
一支钢笔    (1本の万年筆)
yì zhī gāngbǐ(yi4 zhi1 gang1bi3)

一条毛巾    (1枚のタオル)
yì tiáo máojīn(yi4 tiao2 mao2jin1)

一本书    (1冊の本)
yì běn shū(yi4 ben3 shu1)

2声yí:後ろに4声が続くとき。
一辆汽车    (1台の自動車)
yí liàng qìchē(yi2 liang4 qi4che1)

一个月    (1カ月)
yí ge yuè
(“个”は元来4声)

教科書では声調の変化を反映した声調符号を付けています(だから3種類の声調の“一”があります)。辞書や一部の教科書では“一”を全て1声で通しているものもありますが、実際に発音するときには声調が変化します。

“一”の4声と2声の声調の変化のパターンは“不”と同じです。ということは、“一”を見たらまず序数でないか判断して、序数なら1声で発音します。
序数でないのなら、“一”の後ろの声調を見て“不”と同じパターンで声調を出します。

【今日の課題】
・p46〜p47の時間名詞を憶える。聞き取れるようにする。日本語から中国語(簡体字と拼音)に訳せるようにする。

・完了と経験の文型を憶える。

6月27日(月)III

【今日の主な内容】
・小テスト第2回の実施。
・中国語のアスペクト等に関するプリントの配布。
・第4課 完了と経験

【今日のポイント】
・完了のアスペクト:動詞+“了”
否定:“没(有)”+動詞   “了”が消えるのに注意
疑問:動詞+“了”+“吗”?
疑問(反復疑問文1):動詞+“了”+“没有”?
疑問(反復疑問文2):動詞+“没”+動詞?
#反復疑問文を2種類一気に憶えられなかったら、まず反復疑問文1のパターンを憶えて下さい。

(例)
看了那个电影。(あの映画を見ました。)

没看那个电影。(あの映画を見ていません。あの映画を見ませんでした。)

看了那个电影吗?(あの映画を見ましたか。)
看了那个电影没有?(あの映画を見ましたか。)
看没看那个电影?(あの映画を見ましたか。)

答え方:看了。(見ました。)
    没看。(見ていません。見ませんでした。)

・経験のアスペクト:動詞+“过”
否定:“没(有)”+動詞+“过”
疑問:動詞+“过”+“吗”?
疑問(反復疑問文1):動詞+“过”+“没有”?
疑問(反復疑問文2):動詞+“没”+動詞+“过”?
#反復疑問文を2種類一気に憶えられなかったら、まず反復疑問文1のパターンを憶えて下さい。

(例)
看过那个电影。(あの映画を見たことあります。)

没看过那个电影。(あの映画を見たことありません。)

看过那个电影吗?(あの映画を見たことあります。)
看过那个电影没有?(あの映画を見たことあります。)
看没看过那个电影?(あの映画を見たことあります。)

答え方:看过。(見たことあります。)
    没看过。(見たことありません。)

【今日のおまけ】
・“的”=「の」?
そうではありません。正確に言えば、ある状況下においてそう訳せるというだけであって、日本語の「の」が必要な部分に必ず中国語の“的”が必要なわけではありませんし、また逆に日本語では「の」が必要ないところに中国語では“的”が必要だったりします。

(1)名詞が名詞を修飾(所有を表す)
你的书(あなたの本=あなたが持っている本)
この場合は確かに「の」と訳せます。

(2)名詞が名詞を修飾(属性・内容・性質を表す)
汉语书(中国語の本=本の内容が中国語)
日本語では「の」を入れなければなりませんが、中国語では“的”は入れられません。

(3)二音節形容詞が名詞を修飾
美丽的花(美しい花)
日本語では「の」を入れてはいけませんが、中国語では“的”が必要です。

(4)副詞+形容詞のフレーズが名詞を修飾
很大的衣服(とても大きな服)
日本語では「の」を入れてはいけませんが、中国語では“的”が必要です。

(5)動詞フレーズが名詞を修飾
我买的汽车(私が買った自動車)
日本語では「の」を入れてはいけませんが、中国語では“的”が必要です。
この例では“的”がなくても“我买汽车”という中国語は成立しますが、それは「私は自動車を買う」という意味になってしまいます。

以上のように、実は“的”=「の」が成立している方が少ないのです。辞書や教科書で日本語の訳語が書いてある場合、それは中国語と日本語の訳語の意味や用法が100%同じということでは決してありません

・1冊はどこへ?
她写了一本小说。(彼女は1冊の小説を書きました。)
この文の否定文は以下のようになります。
她没写小说。
“一本”(1冊)は消えてしまいます。
実はこれを文法的に説明しようとすると、相当複雑なことを言わなければなりません。そこで初級者向けの簡便な説明をしておきます。それは「そもそも書いていないんだから、冊数は問題にならないでしょ?」
1冊も書いていないという言い方はありますが、それは否定の強調になり、別の構文になります。

なお、簡体字の“写”の最後の横棒は突き抜けません!ブログのシステム上の制約で一部の簡体字が正確に表示できません。

【今日の課題】
・p46〜p47の時間名詞を憶える。聞き取れるようにする。日本語から中国語(簡体字と拼音)に訳せるようにする。

・完了と経験の文型を憶える。

6月22日(水)II

【今日の主な内容】
・課題のチェック。
・前回の宿題の模範解答配布。
・第4課 p41の会話1、会話2。
・第4課 p44。
・第4課 p45の〔4〕比較文のうち、A比B〜、A没有B〜、A不比B〜。
・第4課 p46の練習2(一部省略した部分あり)

【今日のポイント】
・形容詞は単独で述語になることができる。
(例)他高。(彼は背が高い。)
#英語と比較してみよう。
 He is tall.
 ×He tall.

但し形容詞が単独で述語になると、比較対照のニュアンスが出てくる。
(例)他高,我不高。(彼は背が高いが、私は高くない。)

比較対象のニュアンス無しに単に「彼は背が高い」と言いたければ、程度が高いことを表す副詞である“很”(とても)を加える。このような“很”は比較対照のニュアンスを打ち消すために入っていて、実質的には「とても」いう意味はなく、発音するときも軽く読む。
他很高。(彼は背が高い。)
#他の誰とも比べずに、彼のことだけを言っている。
「とても」という意味を出したければ、“很”に力を入れて強く読む。
高。(彼は背がとても高い。)

・反復疑問文
動詞や形容詞の肯定形と否定形を重ねて作る疑問文。
文末に“吗”をつけてはいけない!
読むときには肯定形と否定形の部分を一息で一気に読む。間に挟まった“不”は軽声。
(例)你是不是日本人?(あなたは日本人ですか。)
(例)汉语难不难?(中国語は難しいですか。)

反復疑問文にはできない文がある。
(1)“也”(〜も)“都”(みな)など範囲を表す副詞を含む文。
(2)“很”(とても)など程度を表す副詞を含む文。
なお、これらの副詞を含む文も“〜吗?”を使った疑問文にはできる。
(例)○你也是日本人吗?(あなたも日本人ですか。)
   ×你也是不是本人?
(例)○你们都是大学生吗?(あなたたちは全員大学生ですか。)
   ×你们都是不是大学生?
(例)○汉语很难吗?(中国語はとても難しいですか。)
   ×汉语很难不难?

・比較文
(1)A>B:A比B〜
(2)A<B:A没有B〜

(例)
昨日 気温30度。
今日 気温33度。

今天比昨天热。(今日は昨日より暑い。)
昨天没有今天热。(昨日は今日ほど暑くなかった。)

(3)A≦B:A不比B〜
A不比B〜はA比B〜の単純な否定ではない。AはBの程度を越えていないということであり、AがBより程度が低い場合に加えてAとBが同じくらいという場合もある。相手がA比B〜であると思いこんでいるのに対して反駁するニュアンスがある。

(例)
张:今天比昨天热吧?
(今日は昨日より暑いでしょう?)
#張さんは今日の方が暑いと思っている。

李:今天不比昨天热,也是30度。
(今日は昨日より暑いというわけではないです。今日も30度です。)
#李さんは張さんの思いこみに異を唱えていて、今日は昨日より暑いわけではなく、今日も昨日と同じくらいの暑さだと言っている。

(4)比べた時の差の量の言い方
A+“比”+B+形容詞+差の量
(例)他比我大两岁。(彼は私より2歳年上です。)
#差は形容詞の後に置く。“大”(年上)“两岁”(2歳分)
#日本語と語順が違うので注意!

【今日のおまけ】
・这个比那个好。(これはあれより良い。)
・这个比那个贵一点儿。(これはあれより少し高い。)
“一点儿”(少し)の位置に注意!
・大阪没有北京冷。(大阪は北京ほど寒くない。)

・「おいしい」には2種類の言い方
飲んでおいしいは“好喝”hǎohē(hao3he1)。
食べておいしいは“好吃”hǎochī(hao3chi1)。

・誉め上手
あくまで私の印象ですが、日本で生まれ育った人はつい照れてしまって人をなかなかうまく誉められないことが多いようですが、中国の人はそれに比べて人を誉めるのがうまいと感じます。相手が誉めて欲しいところを探しあてて誉めることはコミュニケーションを円滑に進めるために有効です。皆さんが中国語を習っていて少し話せるとわかると、中国の人はきっと“你的汉语真不错啊。”(あなたの中国語はうまいですねえ。)と言ってくれるのではないかと思います。そう言われたら、“谢谢。”(ありがとう。)と返しても間違いではありませんが、“哪里,哪里。”(いやあ、そんなことないですよ。)と言った方がもっと中国語らしい返し方です。

・「中国人は〜だ。」という言い方は果たして正確か?
ところで、これまで「中国では〜」という形で中国の文化や習慣を紹介してきました。しかし、これはおおざっぱに言えばこういう傾向があるように見受けられるという話であって、全ての中国人に当てはまるわけでは決してありません。1億余りの人口しかない日本でも人の考えや行動様式は人それぞれ異なります。ましてや中国は13億も人口があり、考え方や行動様式の幅は日本よりずっと広いのです。
突然ですが、皆さん、印象派の絵画を見たことがありますか?印象派の絵の中には点描という技法で描かれているものがあります。近づいて見るといろんな色の小さな点がたくさん描かれています。遠く離れて見ると、様々な色の点が混じり合って一つの形に見えます。「○○国の人は〜だ。」という言い方はこれに似ていると思います。集団として見ればある一つの共通点があるように見えるということであって、具体的な個々の行動のレベルに還元すれば、結局のところ個人差の方が大きいのです。

【小テスト予告】
来週(6/29)小テストを行います。範囲は以下の通りです。
第2課
第3課
第4課 p41の会話1、会話2。
第4課 p44。
第4課 p45の〔4〕比較文のうち、A比B〜、A没有B〜、A不比B〜。
第4課 p46の練習2
問題形式など詳しくはプリントの倉庫から今日のプリント(050622W2)をダウンロードして下さい(要パスワード)。

6月22日(水)I

【今日の主な内容】
・課題のチェック。
・前回の宿題の模範解答配布。
・3声が3つ以上連続した時の声調変化について。
・第4課 p41の会話1、会話2。
・第4課 p44。
・第4課 p45の〔4〕比較文のうち、A比B〜、A没有B〜、A不比B〜。

【今日のポイント】
・形容詞は単独で述語になることができる。
(例)他高。(彼は背が高い。)
#英語と比較してみよう。
 He is tall.
 ×He tall.

但し形容詞が単独で述語になると、比較対照のニュアンスが出てくる。
(例)他高,我不高。(彼は背が高いが、私は高くない。)

比較対象のニュアンス無しに単に「彼は背が高い」と言いたければ、程度が高いことを表す副詞である“很”(とても)を加える。このような“很”は比較対照のニュアンスを打ち消すために入っていて、実質的には「とても」いう意味はなく、発音するときも軽く読む。
他很高。(彼は背が高い。)
#他の誰とも比べずに、彼のことだけを言っている。
「とても」という意味を出したければ、“很”に力を入れて強く読む。
高。(彼は背がとても高い。)

・反復疑問文
動詞や形容詞の肯定形と否定形を重ねて作る疑問文。
文末に“吗”をつけてはいけない!
読むときには肯定形と否定形の部分を一息で一気に読む。間に挟まった“不”は軽声。
(例)你是不是日本人?(あなたは日本人ですか。)
(例)汉语难不难?(中国語は難しいですか。)

反復疑問文にはできない文がある。
(1)“也”(〜も)“都”(みな)など範囲を表す副詞を含む文。
(2)“很”(とても)など程度を表す副詞を含む文。
なお、これらの副詞を含む文も“〜吗?”を使った疑問文にはできる。
(例)○你也是日本人吗?(あなたも日本人ですか。)
   ×你也是不是本人?
(例)○你们都是大学生吗?(あなたたちは全員大学生ですか。)
   ×你们都是不是大学生?
(例)○汉语很难吗?(中国語はとても難しいですか。)
   ×汉语很难不难?

・比較文
(1)A>B:A比B〜
(2)A<B:A没有B〜

(例)
昨日 気温30度。
今日 気温33度。

今天比昨天热。(今日は昨日より暑い。)
昨天没有今天热。(昨日は今日ほど暑くなかった。)

(3)A≦B:A不比B〜
A不比B〜はA比B〜の単純な否定ではない。AはBの程度を越えていないということであり、AがBより程度が低い場合に加えてAとBが同じくらいという場合もある。相手がA比B〜であると思いこんでいるのに対して反駁するニュアンスがある。

(例)
张:今天比昨天热吧?
(今日は昨日より暑いでしょう?)
#張さんは今日の方が暑いと思っている。

李:今天不比昨天热,也是30度。
(今日は昨日より暑いというわけではないです。今日も30度です。)
#李さんは張さんの思いこみに異を唱えていて、今日は昨日より暑いわけではなく、今日も昨日と同じくらいの暑さだと言っている。

(4)比べた時の差の量の言い方
A+“比”+B+形容詞+差の量
(例)他比我大两岁。(彼は私より2歳年上です。)
#差は形容詞の後に置く。“大”(年上)“两岁”(2歳分)
#日本語と語順が違うので注意!

【今日のおまけ】
・3声が3つ以上連続したら?
3声と3声が連続した時、そのままでは発音しにくいので、2声+3声に変化します。但し拼音の声調符号は3声+3声のままです(実際の発音と表記のずれ)。
では3声が3つ以上連続したらどうなるのでしょう?
(例)我买酒。(私は酒を買う。)
   Wǒ mǎi jiǔ.(wo3 mai3 jiu3)
基本的には前を全部2声にして最後だけ3声にします。
上の例ですと、2声+2声+3声で発音します。
我  买  酒。
2声 2声 3声

しかし、いつもそうかというとそうではありません。
3声が3つ以上連続した場合、間に息を継げるような意味の切れ目があると、そこで一旦3声にすることができます。
(例)在门口等你。(入り口であなたを待つ。)
   Zài ménkǒu děng nǐ.(zai4 men2kou3 deng3 ni3)
この例では最後の3つの漢字がいずれも3声ですが、文法構造を見てみましょう。
在门口(入り口で)前置詞フレーズ
等你(あなたを待つ)動詞フレーズ
という構造になっており、“在门口”と“等你”の間で一息置くことができます。
在  门 口   等  你。
     3声  2声 3声

3声が連続した時の声調の変化を拼音に反映させず元のまま3声で表記するのは、息を継ぎ目(意味の切れ目)を考えていちいち反映させると煩雑になるからでしょう。

【小テスト予告】
来週(6/29)小テストを行います。範囲は以下の通りです。
第2課
第3課
第4課 p41の会話1、会話2。
第4課 p44。
第4課 p45の〔4〕比較文のうち、A比B〜、A没有B〜、A不比B〜。
問題形式など詳しくはプリントの倉庫から今日のプリント(050622W1)をダウンロードして下さい(要パスワード)。

6月20日(月)IV

【今日の主な内容】
・課題のチェック
・前回の宿題の模範解答配布
・第4課の1
・第4課の2の“给”
・第4課の5

【今日のポイント】
・時間名詞 時点(時の流れの中の1点を指し示す名詞)
前天 昨天 今天 明天 后天
前年 去年 今年 明年 后年
上个月 这个月 下个月
上个星期 这个星期 下个星期

・時間名詞 時量(時間の量を表す名詞)
一天 两天 …… 几天?
一个星期 两个星期 …… 几个星期?
一个月 两个月 …… 几个月?
一年 两年  …… 几年?

・時点と時量の比較
時点:二月二号(2月2日)
時量:两个月(2ヶ月) 两天(2日間)

・前置詞“给”
“给”+動作行為の受け手+用言
(例)我给你打电话。(私はあなたに電話をします。)
“给”+動作行為の受益者+用言
(例)你给我找一找。(私のためにちょっと探して下さい。)

・「ちょっと〜する、〜してみる」の言い方
(1)動詞+“一下”
#p36を参照すること。
(例)等(待つ)  (例)等一下(ちょっと待つ)
(例)休息(休む) (例)休息一下(ちょっと休む)

(2)動詞の重ね型
   漢字1文字の動詞の重ね型
   □□または□一□
   (例)等(待つ)
   (例)等等(ちょっと待つ)
   (例)等一等(ちょっと待つ)

   漢字2文字の動詞の重ね型
   □□
   #□一□の形はない!
   (例)休息(休む)
   (例)休息休息(ちょっと休む)
    休息一休息はまちがい!

いずれの言い方も動作行為の軽減化(〜する→ちょっと〜する)が起こるため、相手にかける心理的負担が軽くなり、頼む表現によく使われます。これは日本語でも同様の現象がありますね。「待って。」というより「ちょっと待って。」と言った方が柔らかく聞こえるでしょう?

【今日のおまけ】
・電話を下さい、ファクスを送って下さいという表現
请给我打电话。(私に電話して下さい。)
请给我发传真。(私にファクスを送って下さい。)
发传真 fā chuánzhēn(ファクスを送る)。
ファクスのことは“传真”と言います。“传真”は日本語の漢字で書くと「伝真」になります。こちらの書類がそのままの形で相手に伝わるからでしょう。

【今日の宿題】#配布された用紙に書いて再来週(7/4)提出!
p44课文の簡体字と拼音字母を書き写し、日本語に訳す。
p45の〔3〕


【小テストの予告】

来週(6/27)に小テストをします。
範囲は以下の通りです。
第2課
第3課
第4課の1
第4課の2の“给”
第4課の5
問題形式など詳しくはプリントの倉庫から今日のプリント(050620M4)をダウンロードして下さい(要パスワード)。

6月20日(月)III

【今日の主な内容】
・課題のチェック
・前回の宿題の模範解答配布
・第4課の1
・第4課の2の“给”“对”
・第4課の5
・第4課の6

【今日のポイント】
・時間名詞 時点(時の流れの中の1点を指し示す名詞)
前天 昨天 今天 明天 后天
前年 去年 今年 明年 后年
上个月 这个月 下个月
上个星期 这个星期 下个星期

・時間名詞 時量(時間の量を表す名詞)
一天 两天 …… 几天?
一个星期 两个星期 …… 几个星期?
一个月 两个月 …… 几个月?
一年 两年  …… 几年?

・時点と時量の比較
時点:二月二号(2月2日)
時量:两个月(2ヶ月) 两天(2日間)

・前置詞“给”
“给”+動作行為の受け手+用言
(例)我给你打电话。(私はあなたに電話をします。)
“给”+動作行為の受益者+用言
(例)你给我找一找。(私のためにちょっと探して下さい。)

・前置詞“对”
“对”+評価や陳述の対象+用言
(例)我对中国历史感兴趣。(私は中国の歴史に興味があります。)

・「ちょっと〜する、〜してみる」の言い方
(1)動詞+“一下”
#p36を参照すること。
(例)等(待つ)  (例)等一下(ちょっと待つ)
(例)休息(休む) (例)休息一下(ちょっと休む)

(2)動詞の重ね型
   漢字1文字の動詞の重ね型
   □□または□一□
   (例)等(待つ)
   (例)等等(ちょっと待つ)
   (例)等一等(ちょっと待つ)

   漢字2文字の動詞の重ね型
   □□
   #□一□の形はない!
   (例)休息(休む)
   (例)休息休息(ちょっと休む)
    休息一休息はまちがい!

いずれの言い方も動作行為の軽減化(〜する→ちょっと〜する)が起こるため、相手にかける心理的負担が軽くなり、頼む表現によく使われます。これは日本語でも同様の現象がありますね。「待って。」というより「ちょっと待って。」と言った方が柔らかく聞こえるでしょう?

・帮我〜
 “帮”は助けるの意味。
 私が〜するのを手伝って下さい→私の替わりに〜して下さい。
(例)请帮我拍一下。
   私の替わりに(写真を)ちょっと撮って下さい。

【今日のおまけ】
・動詞の重ね型と動詞+“一下”の違い
 両方ともちょっと〜する、〜してみるという意味です。“等”(待つ)のように“等等”と“等一下”の両方の言い方ができる動詞がある一方で、このような言い換えができない動詞もあります。
 動詞の重ね型にできる動詞には制限があり、人間がその動作行為の回数や継続時間をコントロールできる動詞でないと重ね型にはできません。
 例えば、“撞”(ぶつかる)という動詞は重ね型にはできません。この“撞”は道を歩いて突然車にはねられたようなシーンを想像してもらえばよいのですが、意図せずぶつかるという意味ですので、自分でコントロールできる動詞ではありません。したがって“撞撞”とは言えません。但し“撞一下”はOKです。
 さらに例を挙げますと、“捡”(拾う)という動詞も重ね型にはできません。“捡”は1回限りで動作が完結してしまいますので、回数や継続時間をコントロールするということがありえません。したがって、“捡捡”とは言えません。但し“捡一下”はOKです。何か物を落として、拾って欲しいと人に頼む時には次のように言います。
(例)请帮我捡一下。(ちょっと拾って下さい。)
   请帮我捡捡。←この言い方はできません

・〜に興味がある、ないという表現の仕方
我对〜很感兴趣。(私は〜にとても興味があります。)
我对〜感兴趣。(私は〜に興味があります。)
我对〜不太感兴趣。(私は〜にあまり興味がありません。)
我对〜不感兴趣。(私は〜に興味がありません。)

【今日の宿題】#配布された用紙に書いて再来週(7/4)提出!
p44课文の簡体字と拼音字母を書き写し、日本語に訳す。
p45の〔3〕


【小テストの予告】

来週(6/27)に小テストをします。
範囲は以下の通りです。
第2課
第3課
第4課の1
第4課の2の“给”“对”
第4課の5
第4課の6
問題形式など詳しくはプリントの倉庫から今日のプリント(050620M3)をダウンロードして下さい(要パスワード)。

6月15日(水)II

【今日の主な内容】
・課題のチェック。

・宿題の回収。

・日本の都道府県名の簡体字と拼音字母の一覧を配布。

・p34の会話1、2、3

・p35の会話4

・p36の年月日

・p38の3

・p39の4、5

【今日のポイント】

・前置詞“从”
“从”+起点+動詞

・“是〜的”の強調構文
すでに起こったことについて、それにまつわる様々な要素(場所や時間、方法など)を強調する。

他什么时候来?(彼はいつ来ますか。)
#まだ来ていない。いつ来るか尋ねたい。
他明天来。(彼は明日来ます。)

他是什么时候来的?(彼はいつ来たんですか。)
#来たことはもうわかっている。「いつ」来たのかを聞きたい。
他是昨天来的。(彼は昨日来たんです。)

・所在を表す構文
人、物+“在zài”+場所。
(例)我家在车站旁边儿。(私の家は駅のそばにあります。)
この構文の人や物は、既知で特定、つまりすでに存在するとわかっていて、聞き手と話し手の間で「あれだ」と特定できるものである。

・名詞+“上 shang” 〜の上
(例)桌子上(机の上)

・名詞+“里 li” 〜の中
(例)教室里(教室の中)

・“多”+漢字1文字の形容詞
形容詞は反義語ペアになっているうち程度の高い方を用いる。

(例)
多大(どれくらい大きさ)×多小
多高(どれくらいの高さ)×多低
多长(どれくらいの長さ)×多短

例外は“多少”(いくつ)。×多多

【今日の課題】
(1)以下の文を聞き取って、簡体字で書けるようにする。
(2)以下の質問について、自分の答えを中国語(簡体字と拼音字母)で書けるようにする。

・你是从哪儿来的?(あなたはどこから来ましたか。)
・你多大了?(あなたは何歳になりましたか。)
・你的生日是几月几号?(あなたの誕生日は何月何日ですか。)
・你老家在哪儿?(あなたの実家はどこにありますか。)
・你是哪年生的?(あなたは何年生まれですか。)

【小テスト予告】
6月29日(水)に第2回小テストを行います。
範囲は6月22日の授業中に発表します。

6月15日(水)I

【今日の主な内容】
・課題のチェック。

・宿題の回収。

・日本の都道府県名の簡体字と拼音字母の一覧を配布。

・p34の会話2、3

・p35の会話4

・p36の年月日

・p38の3

・p39の4、5

【今日のポイント】
・所在を表す構文
人、物+“在zài”+場所。
(例)我家在车站旁边儿。(私の家は駅のそばにあります。)
この構文の人や物は、既知で特定、つまりすでに存在するとわかっていて、聞き手と話し手の間で「あれだ」と特定できるものである。

・名詞+“上 shang” 〜の上
(例)桌子上(机の上)

・名詞+“里 li” 〜の中
(例)教室里(教室の中)

・“多”+漢字1文字の形容詞
形容詞は反義語ペアになっているうち程度の高い方を用いる。

(例)
多大(どれくらい大きさ)×多小
多高(どれくらいの高さ)×多低
多长(どれくらいの長さ)×多短

例外は“多少”(いくつ)。×多多

【今日の宿題】
・p40の練習1をノート或いは教科書に書いてきて下さい。来週、授業中に口頭で答え合わせをします。したがって読めない漢字には拼音字母を振っておいて下さい。

【今日の課題】
・你是从哪儿来的?(あなたはどこから来ましたか。)

・你多大了?(あなたは何歳になりましたか。)

・你的生日是几月几号?(あなたの誕生日は何月何日ですか。)

・你老家在哪儿?(あなたの実家はどこにありますか。)

・你是哪年生的?(あなたは何年生まれですか。)

【小テスト予告】
6月29日(水)に第2回小テストを行います。
範囲は6月22日の授業中に発表します。

6月13日(月)IV

【今日の主な内容】
・課題のチェック。

・宿題の回収。

・名前の簡体字と拼音字母のプリント配布。

・p42の2のCの残り。

・p42の3

・p42の4

・p43の下から5行目まで。

【今日のポイント】
・存在を表す構文:場所+“有 yǒu(you3)”+人、物。
     否定は、場所+“没有 méi yǒu”+人、物。
#存在するかどうかを表す構文。

・所在を表す構文:人、物+“在 zài”+場所。
     否定は、人、物+“不在 bú zài”+場所。
#存在することはもうわかっていて、それがどこにあるかを表す構文。

(例)
A:这附近有银行吗?(この近くに銀行はありますか。)
#銀行があるかどうかわからなくて尋ねています。

B:有。有中国银行。(あります。中国銀行があります。)

A:中国银行在哪儿?(中国銀行はどこにありますか。)
#銀行があるとわかったので、そのありかを聞いています。

B:在那儿。(あそこにあります。)

・“在 zài”の品詞は3つあります。
動詞:存在(いる、ある)。
介詞(前置詞):動作行為の場所を導く(〜で)。
副詞:進行(〜しているところ)

・介詞(前置詞)の“在 zài”
前置詞+〔   〕+用言(動詞・形容詞)。
“在 zài”+〔場所〕+用言。

(例)
你在哪儿工作?(あなたはどこで働いていますか。)

・“什么”+名詞
名詞の内容や性質を問う。何の〜、どんな〜

(例)
你买什么书?(あなたはどんな本を買いますか。)

【今日のおまけ】
・生まれた年を聞く。
A:你是哪年生的?(何年生まれですか。)
B:一九八五年生的。(1985年生まれです。)

・誕生日を聞く。
A:你的生日(是)几月几号?(あなたの誕生日は何月何日ですか。)
B:八月一号。(8月1日です。)

自分の生まれ年、誕生日を言えるようにしておきましょう。

・タクシーは教科書には“出租汽车”という言い方が載っています。これが標準的な言い方ですが、最近では“的士 díshì”という言い方がよく聞かれます。“的士 díshì”はTaxi の音訳です。元々香港の言い方でしたが、北上して中国大陸に広がりつつあります。

・中国の空港の入り口にはタクシーの客引きがたむろしていますが、相手にしてはいけません。こういう手合いは必ずと言っていいほど、メーターを使わずに高くふっかけてきます。荷物が重くてもタクシー乗り場まで行って乗りましょう。

タクシーを降りるときには必ず領収書をもらいましょう。トラブルになった時や忘れ物をした時に役立ちます。領収書はメーターから機械で打ち出す形に
なっていて、“车费”(タクシー料金)はもちろんのこと、“上车时间”(乗車時間)や“下车时间”(降車時間)、“车号”(タクシーの識別番号)等が書い
てあります。普通は何も言わなくても領収書をくれますが、もしくれないときは以下のように言って請求してください。
请给我发票。Qǐng gěi wǒ fāpiào.(Qing3 gei3 wo3 fa1piao4)
(領収書を下さい。)
もしこれが言えなくても、とにかく“发票 fāpiào”(領収書)の単語を憶えていればなんとかなります。

タクシーや路線バスの車内には“监督电话“(日本語の漢字で書くと「監督電話」)という表示が掲げられていますが、これは苦情申し立てのための電話番号のことです。

【今日の課題】
・他在家。(彼は家にいます。)

・这儿有护照。(ここにパスポートがあります。)

・他在家吃晚饭。(彼は家で晩ご飯を食べます。)

・p42の疑問詞の表

【小テスト予告】
6月27日(月)に第2回小テストを行います。
範囲は6月20日の授業で発表します。

6月13日(月)III

【今日の主な内容】
・課題のチェック。

・宿題の回収。

・名前の簡体字と拼音字母のプリント配布。

・p42の3

・p42の4

・p43

【今日のポイント】
・存在を表す構文:場所+“有 yǒu(you3)”+人、物。
     否定は、場所+“没有 méi yǒu”+人、物。
#存在するかどうかを表す構文。

・所在を表す構文:人、物+“在 zài”+場所。
     否定は、人、物+“不在 bú zài”+場所。
#存在することはもうわかっていて、それがどこにあるかを表す構文。

(例)
A:这附近有银行吗?(この近くに銀行はありますか。)
#銀行があるかどうかわからなくて尋ねています。

B:有。有中国银行。(あります。中国銀行があります。)

A:中国银行在哪儿?(中国銀行はどこにありますか。)
#銀行があるとわかったので、そのありかを聞いています。

B:在那儿。(あそこにあります。)

・“在 zài”の品詞は3つあります。
動詞:存在(いる、ある)。
介詞(前置詞):動作行為の場所を導く(〜で)。
副詞:進行(〜しているところ)

・介詞(前置詞)の“在 zài”
前置詞+〔   〕+用言(動詞・形容詞)。
“在 zài”+〔場所〕+用言。

(例)
你在哪儿工作?(あなたはどこで働いていますか。)

・“什么”+名詞
名詞の内容や性質を問う。何の〜、どんな〜

(例)
你买什么书?(あなたはどんな本を買いますか。)

【今日のおまけ】
・タクシーは教科書には“出租汽车”という言い方が載っています。これが標準的な言い方ですが、最近では“的士 díshì”という言い方がよく聞かれます。“的士 díshì”はTaxi の音訳です。元々香港の言い方でしたが、北上して中国大陸に広がりつつあります。

・中国の空港の入り口にはタクシーの客引きがたむろしていますが、相手にしてはいけません。こういう手合いは必ずと言っていいほど、メーターを使わずに高くふっかけてきます。荷物が重くてもタクシー乗り場まで行って乗りましょう。

タクシーを降りるときには必ず領収書をもらいましょう。トラブルになった時や忘れ物をした時に役立ちます。領収書はメーターから機械で打ち出す形になっていて、“车费”(タクシー料金)はもちろんのこと、“上车时间”(乗車時間)や“下车时间”(降車時間)、“车号”(タクシーの識別番号)等が書いてあります。普通は何も言わなくても領収書をくれますが、もしくれないときは以下のように言って請求してください。
请给我发票。Qǐng gěi wǒ fāpiào.(Qing3 gei3 wo3 fa1piao4)
(領収書を下さい。)
もしこれが言えなくても、とにかく“发票 fāpiào”(領収書)の単語を憶えていればなんとかなります。

タクシーや路線バスの車内には“监督电话“(日本語の漢字で書くと「監督電話」)という表示が掲げられていますが、これは苦情申し立てのための電話番号のことです。

【今日の課題】
・他在家。(彼は家にいます。)

・这儿有护照。(ここにパスポートがあります。)

・他在家吃晚饭。(彼は家で晩ご飯を食べます。)

・你要哪个?(あなたはどれが欲しいですか。)

・这个多少钱?(これはいくらですか。)

【小テスト予告】
6月27日(月)に第2回小テストを行います。
範囲は6月20日の授業で発表します。