中国では昔は同じ姓の人同士が結婚することを避ける習慣がありました。しかし、現在の中華人民共和国婚姻法には同姓不婚に関する規定はありません。中国人の友人に聞いてみましたが、自分自身は気にしないが、お年寄りの中にはまだ同姓の人と結婚することをタブー視するようなこともあるようだとのことです。
近親婚の禁止については、中華人民共和国婚姻法には4親等以内の結婚はできないという規定があります。日本と違って、中国ではいとこと結婚することはできないことになります。
参考書:関西中国女性史研究会編『中国女性史研究入門 −−女たちの今と昔』人文書院 2005年
カテゴリー: 中国語教育
7月13日(水)II
【今日の主な内容】
・宿題の模範解答配布。
・時間名詞に関するプリント配布。
・第5課 p47 会話1の残りと会話2、3
・第5課 p50、p51
【今日のポイント】
・時間名詞(時点)と時間名詞(時量)の区別。
時点:時の流れの中の1点を指し示す
時量:時の長さ
(例)
<時点 > <時量>
两点(2時) 两个小时(2時間)
星期二(火曜日) 两个星期(2週間)
二号(2日) 两天(2日間)
二月(2月) 两个月(2ヶ月)
#两点(2時)に注意!
<時点 > <時量>
几点?(何時?) 几个小时?(何時間?)
星期几?(何曜日?) 几个星期?(何週間?)
几号?(何日?) 几天?(何日間?)
几月?(何月?) 几个月?(何ヶ月間?)
什么时候(いつ?) 多长时间(どれくらいの時間?)
(例)什么时候来?(いつ来ますか?)
答え方の例
九点。(9時)
明天。(あす)
二十八号。(28日)
十月。(10月)
明年。(来年)
(例)要多长时间?(どれくらいの時間かかりますか?)
答え方の例
十分钟。(10分間)
两个小时。(2時間)
四天。(4日間)
三个星期。(3週間)
五个月。(5ヶ月)
两年。(2年間)
・時点+動詞
(例)我八点睡。(私は8時に寝ます。)
・動詞+時量
(例)我睡八个小时。(私は8時間寝ます。)
#動詞+時量は日本語と語順が違うので注意!
・“从”+起点(始まり)+“到”+終点(終わり)+用言
(例)从大阪到东京要几个小时?(大阪から東京まで何時間かかりますか。)
(例)我从六点到十点打工。(私は6時から10時までアルバイトをします。)
・“离”+基点(ゼロを置く点)+へだたりを表す用言
(例)我家离这儿不远。(私の家はここから遠くない。)
(例)离暑假还有一个月。(夏休みまでまだ1ヶ月あります。)
・連動文
主語+動詞1+(目的語)+動詞2+(目的語)。
(例)他去超市买东西。(彼はスーパーに買い物に行きます。)
動詞1と動詞2は発生順に並べる。
“去超市”(スーパーに行って)そして“买东西”(買い物をする)
・助詞“吧”
文末に置いて、命令や断言を和らげる働きをする。
(例)说。(話せ。)
说吧。(話して下さい。)
(例)他是日本人。(彼は日本人です。)
他是日本人吧?(彼は日本人でしょう?)
【今日のおまけ】
・“离”と“从”の違い
どちらも「〜から」と訳すことがありますが、違いがあります。
“离”を使った文には空間や時間を表す点が2点必要です。なぜならへだたりを測るためには2つ点がないと、その間がどれくらい離れているかを測れないからです。
(例)我家离车站不远。(私の家は駅から遠くない。)
この場合は、“我家”と“车站”です。
(例)离暑假还有一个月。(夏休みまでまだ1ヶ月ある。)
この場合は一見“暑假”しかなくて1点のようですが、もう1点を補うことができます。
(现在)离暑假还有一个月。
文に明示的に現れていませんが、“现在”と“暑假”の2点があります。
“从”
“从”+起点+用言
“从”は動作行為の始まりの点を導きます。空間や時間を表す点は1点のみです。
(例)你是从哪儿来的?(あなたはどこから来たのですか。)
(例)从这儿进去吧。(ここから入りましょう。)
これらの“从”はいずれも“离”に置き換えられません。
もしもう1点を言いたければ、“从”だけでは言うことができず、
“从”+起点+“到”+終点”の形になります。
(例)从教室到农场很近。(教室から農場までは近いです。)
・“你有什么事吗?”は“吗”が付いているから間違い?
いいえ、間違いではありません。
中国語では「何?」と「何か」は両方とも“什么”と言います。
「何?」という意味で使っている時は“吗”を付けてはいけません。
(例)这是什么?(これは何ですか?)
×这是什么吗?はダメです!
「何か」という意味で使っているときは“吗”をつけてもかまいません。
(例)你有什么事吗?(何か用事がありますか。)
この文は“你有事吗?”(用事がありますか。)が発展した形です。
何?(何の〜?、どんな〜?)と聞くか、何かと聞くかによって、答え方は当然異なってきます。
(例1)你想吃点儿什么?(何が食べたいですか。)
この場合は食べたいものは何?と聞いています。答えは例えば以下のようになります。
(例1の返答)我想吃饺子。(ギョーザを食べたいです。)
(例2)你想吃点儿什么吗?(何か食べたいですか。)
この場合は、食べたいものを聞いているのではなく、食べたいかどうかを聞いています。答えは例えば以下のようになります。
(例2の返答)不想吃。(食べたくないです。)
ちなみに中国語では「誰?」と「誰か」も両方とも“谁”と言います。
中国語では「どこ?」と「どこか」も両方とも“哪儿”と言います。
【期末試験について】
日時:7月27日(水)II
場所:A1ー131(普段の授業の教室とは異なるので注意!)
範囲:発音編、及び会話編の第1課から第5課p51まで、但しp48は除く。
#配布プリントも範囲に含む。
#教科書の範囲のうち、省略した例文や練習は除く。
#問題形式や受験に際しての注意など詳しくは先週(7月6日)の配布プリントを参照すること。プリントはプリントの倉庫からダウンロードできます(要パスワード)。
【試験前の質問受付日について】
今日がこの授業の試験前最後の授業です。
質問がある人は7月20日(水)午前9時〜12時、午後2時〜5時に控え室(A1棟2階)に来て下さい。この時間帯であれば、アポイントメントは必要ありません。ドアをノックして入ってきて下さい。
7月13日(水)I
【今日の主な内容】
・宿題の模範解答配布。
・時間名詞に関するプリント配布。
・第5課 p47 会話2、3
・第5課 p50、p51
【今日のポイント】
・時間名詞(時点)と時間名詞(時量)の区別。
時点:時の流れの中の1点を指し示す
時量:時の長さ
(例)
<時点 > <時量>
两点(2時) 两个小时(2時間)
星期二(火曜日) 两个星期(2週間)
二号(2日) 两天(2日間)
二月(2月) 两个月(2ヶ月)
#两点(2時)に注意!
<時点 > <時量>
几点?(何時?) 几个小时?(何時間?)
星期几?(何曜日?) 几个星期?(何週間?)
几号?(何日?) 几天?(何日間?)
几月?(何月?) 几个月?(何ヶ月間?)
什么时候(いつ?) 多长时间(どれくらいの時間?)
(例)什么时候来?(いつ来ますか?)
答え方の例
九点。(9時)
明天。(あす)
二十八号。(28日)
十月。(10月)
明年。(来年)
(例)要多长时间?(どれくらいの時間かかりますか?)
答え方の例
十分钟。(10分間)
两个小时。(2時間)
四天。(4日間)
三个星期。(3週間)
五个月。(5ヶ月)
两年。(2年間)
・時点+動詞
(例)我八点睡。(私は8時に寝ます。)
・動詞+時量
(例)我睡八个小时。(私は8時間寝ます。)
#動詞+時量は日本語と語順が違うので注意!
・“从”+起点(始まり)+“到”+終点(終わり)+用言
(例)从大阪到东京要几个小时?(大阪から東京まで何時間かかりますか。)
(例)我从六点到十点打工。(私は6時から10時までアルバイトをします。)
・助詞“吧”
文末に置いて、命令や断言を和らげる働きをする。
(例)说。(話せ。)
说吧。(話して下さい。)
(例)他是日本人。(彼は日本人です。)
他是日本人吧?(彼は日本人でしょう?)
【今日のおまけ】
・中国の大学は基本的には全寮制
たとえ家が近くにあっても寮にはいるのが基本です。寮は同じ学部同じ学年の人で数人が一部屋に入りますので、同級生の間の結びつきは非常に強くなります。中国の大学の1限目は8時過ぎから始まることが多いですが、そんなに早く始められるのは学生が皆キャンパス内の寮に住んでいるからです。もっとも最近では寮を嫌って大学近くに部屋を借りて住む人も出てきました。
【期末試験について】
日時:7月27日(水)I
場所:LLB
範囲:発音編、及び会話編の第1課から第5課p51まで、但しp48は除く。
#配布プリントも範囲に含む。
#教科書の範囲のうち、省略した例文や練習は除く。
#問題形式や受験に際しての注意など詳しくは先週(7月6日)の配布プリントを参照すること。プリントはプリントの倉庫からダウンロードできます(要パスワード)。
【試験前の質問受付日について】
今日がこの授業の試験前最後の授業です。
質問がある人は7月20日(水)午前9時〜12時、午後2時〜5時に控え室(A1棟2階)に来て下さい。この時間帯であれば、アポイントメントは必要ありません。ドアをノックして入ってきて下さい。
7月11日(月)IV
【主な内容】
・宿題の模範解答配布。
・処置文(“把字句”)に関するプリント配布。
・助動詞“要”に関するプリント配布。
・第4課 p49
・第5課 p53 助動詞“要”
【今日のポイント】
・助詞“吧”
文末に置いて、命令や断言のニュアンスを和らげる働きをする。
(例)你去。(行け。)
你去吧。(行って下さい。)
(例)你是日本人。(あなたは日本人です。)
你是日本人吧?(あなたは日本人でしょう?)
・“要”
1.動詞としての“要”(欲しい、要る)
(例)你要哪个?(あなたはどれが欲しいですか。)
2.助動詞としての“要”
(1)意志願望(〜したい)
我要去中国。(私は中国に行きたい。)
否定は“不想”
我不想去中国。(私は中国に行きたくない。)
(2)必要(〜しなければならない)
你要买一本汉日词典。(あなたは中日辞典を1冊買わなければなりません。)
否定は“不用”
你不用买汉日词典。(あなたは中日辞典を買わなくてもよいです。)
なぜ否定になると違う助動詞を使うのか?
“不要”は禁止を表すから。
“不要”(〜してはいけない)
不要随地吐痰。(そこらじゅうに痰を吐いてはいけません。)
不要说话。(話をしてはいけません。)
Búyào shuōhuà.
【今日のおまけ】
・中国にもゴールデンウィーク(“黄金周 huángjīnzhōu”)がある。
数年前から国内消費を喚起するために、中国でもゴールデンウィークが設けられるようになりました。春のゴールデンウィークは5月1日のメーデー(“五一劳
动节 wǔyī láodòng jié”)の前後数日間、秋のゴールデンウィークは10月1日の建国記念日(“国庆节 guóqìng
jié”)の前後数日間です。急速な経済の発展に伴い、生活に余裕がある人が増え、余暇の過ごし方として観光旅行がブームになっています。中国国内の旅
行だけでなく、海外旅行に出かける人も出てきました。中国から日本への団体観光旅行用ビザは、今まで一部の沿岸地域の大都市の住民にのみ発給されていまし
たが、まもなく中国全土に拡大される予定です。
ちなみにビザは基本的に相互主義であり、日本から中国に観光旅行に行く場合もビザが必要ということになりますが、今のところ2週間以内の観光旅行であればビザが免除されています。
・思わぬところで身分を証明する書類(“证件 zhèngjiàn”)が必要に。
日本でホテルにチェックインするときには宿泊カードに記入するだけですが、中国では宿泊カード( “登记卡
dēngjìkǎ”)に記入するだけでなく、“证件 zhèngjiàn”の提示を求められます。中国を訪れる外国人にとっての“证件
zhèngjiàn”はパスポート(“护照 hùzhào”)です。その他にも、中国では国内線の飛行機でもチェックインの際に“证件
zhèngjiàn”の提示を求められますし、外貨の両替には“护照 hùzhào”が必要です。
中国に限らず外国に行ったら命の次に大事なのは“护照 hùzhào”です。教科書の例文のように“我把护照丢了。”(パスポートをなくしました。)なんていうことにならないように十分気をつけて下さい。
・店員は店員でも。
店員は店員でもウェイターやウェイトレスのようにサービス業に従事する人は“服务员 fúwùyuán”です。ホテルで働いている人もサービス業に従事していますから“服务员 fúwùyuán”です。
お店で品物を売っている店員さんは“售货员 shòuhuòyuán”と言います。
【期末試験について】
日時:7月25日(月)IV
場所:A1−129(普段の教室とは異なるので注意すること!)
範囲:発音編、及び会話編の第1課から第5課(助動詞“要”)まで
#配布プリントも範囲に含む(但し簡体字と日本漢字の対照表は除く)。
#教科書の範囲のうち、省略した例文や練習は除く。
#問題形式や受験に際しての注意など詳しくは先週(7月4日)の配布プリントを参照すること。プリントはプリントの倉庫からダウンロードできます(要パスワード)。
【試験前の質問受付日について】
今日がこの授業の試験前最後の授業です。
質問がある人は7月20日(水)午前9時〜12時、午後2時〜5時に控え室(A1棟2階)に来て下さい。この時間帯であれば、アポイントメントは必要ありません。ドアをノックして入ってきて下さい。
7月11日(月)III
【主な内容】
・宿題の模範解答配布。
・処置文(“把字句”)に関するプリント配布。
・助動詞“要”に関するプリント配布。
・第4課 p49
・第5課 p53 介詞“往”
・第5課 p53 助動詞“要”
【今日のポイント】
・“往”+方向+移動の意味を持つ動詞。
(例) 在前面的十字路口往左拐吧。(前の四つ角を左に曲がって下さい。)
・助詞“吧”
文末に置いて、命令や断言のニュアンスを和らげる働きをする。
(例)你去。(行け。)
你去吧。(行って下さい。)
(例)你是日本人。(あなたは日本人です。)
你是日本人吧?(あなたは日本人でしょう?)
・“要”
1.動詞としての“要”(欲しい、要る)
(例)你要哪个?(あなたはどれが欲しいですか。)
2.助動詞としての“要”
(1)意志願望(〜したい)
我要去中国。(私は中国に行きたい。)
否定は“不想”
我不想去中国。(私は中国に行きたくない。)
(2)必要(〜しなければならない)
你要买一本汉日词典。(あなたは中日辞典を1冊買わなければなりません。)
否定は“不用”
你不用买汉日词典。(あなたは中日辞典を買わなくてもよいです。)
なぜ否定になると違う助動詞を使うのか?
“不要”は禁止を表すから。
“不要”(〜してはいけない)
不要随地吐痰。(そこらじゅうに痰を吐いてはいけません。)
不要说话。(話をしてはいけません。)
Búyào shuōhuà.
【今日のおまけ】
・中国にもゴールデンウィーク(“黄金周 huángjīnzhōu”)がある。
数年前から国内消費を喚起するために、中国でもゴールデンウィークが設けられるようになりました。春のゴールデンウィークは5月1日のメーデー(“五一劳动节 wǔyī láodòng jié”)の前後数日間、秋のゴールデンウィークは10月1日の建国記念日(“国庆节 guóqìng jié”)の前後数日間です。急速な経済の発展に伴い、生活に余裕がある人が増え、余暇の過ごし方として観光旅行がブームになっています。中国国内の旅行だけでなく、海外旅行に出かける人も出てきました。中国から日本への団体観光旅行用ビザは、今まで一部の沿岸地域の大都市の住民にのみ発給されていましたが、まもなく中国全土に拡大される予定です。
ちなみにビザは基本的に相互主義であり、日本から中国に観光旅行に行く場合もビザが必要ということになりますが、今のところ2週間以内の観光旅行であればビザが免除されています。
・思わぬところで身分を証明する書類(“证件 zhèngjiàn”)が必要に。
日本でホテルにチェックインするときには宿泊カードに記入するだけですが、中国では宿泊カード( “登记卡 dēngjìkǎ”)に記入するだけでなく、“证件 zhèngjiàn”の提示を求められます。中国を訪れる外国人にとっての“证件 zhèngjiàn”はパスポート(“护照 hùzhào”)です。その他にも、中国では国内線の飛行機でもチェックインの際に“证件 zhèngjiàn”の提示を求められますし、外貨の両替には“护照 hùzhào”が必要です。
中国に限らず外国に行ったら命の次に大事なのは“护照 hùzhào”です。教科書の例文のように“我把护照丢了。”(パスポートをなくしました。)なんていうことにならないように十分気をつけて下さい。
・店員は店員でも。
店員は店員でもウェイターやウェイトレスのようにサービス業に従事する人は“服务员 fúwùyuán”です。ホテルで働いている人もサービス業に従事していますから“服务员 fúwùyuán”です。
お店で品物を売っている店員さんは“售货员 shòuhuòyuán”と言います。
【期末試験について】
日時:7月25日(月)III
場所:A1−129(普段の教室とは異なるので注意すること!)
範囲:発音編、及び会話編の第1課から第5課(介詞“往”、助動詞“要”)まで
#配布プリントも範囲に含む(但し簡体字と日本漢字の対照表は除く)。
#教科書の範囲のうち、省略した例文や練習は除く。
#問題形式や受験に際しての注意など詳しくは先週(7月4日)の配布プリントを参照すること。プリントはプリントの倉庫からダウンロードできます(要パスワード)。
【試験前の質問受付日について】
今日がこの授業の試験前最後の授業です。
質問がある人は7月20日(水)午前9時〜12時、午後2時〜5時に控え室(A1棟2階)に来て下さい。この時間帯であれば、アポイントメントは必要ありません。ドアをノックして入ってきて下さい。
7月6日(水)II
【今日の主な内容】
・小テストの返却と講評。
・期末試験に関する案内を配布。
・第5課 p47の会話1前半のみ
・p50の時刻
【今日のポイント】
・時刻の言い方で特に注意すべきなのは、2時。
○两点
×二点はダメ!
【今日のおまけ】
漢字の書き間違いに注意!
・坐 <動詞> すわる
(例)请坐。(どうぞお座り下さい。)
・座 <量詞> どっしりとしたものを数える。
(例)一座山。(1つの山)
・这 zhè これ
・这儿 zhèr ここ
・那儿 nàr(na4r) あそこ
・哪儿 nǎr(na3r) どこ
・儿(児)と几(幾)は別の字!
【今日の課題】
・中国語の時刻を聞き取って、簡体字(漢字)で書けるようにする。
・日本語の時刻を中国語で言う(簡体字と拼音字母)
7月6日(水)I
【今日の主な内容】
・小テストの返却と講評。
・期末試験に関する案内を配布。
・第5課 p47の会話1
・p50の時刻
・p51の連動文
・p51の前置詞“离”
【今日のポイント】
・時刻の言い方で特に注意すべきなのは、2時。
○两点
×二点はダメ!
・前置詞“离”
“离”+空間や時間のへだたりを測る時の基点(ゼロを置く点)+隔たりを表す用言
(例)我家离车站不远。(私の家は駅から遠くない。)
(例)离暑假还有一个月。(夏休みまでまだ1ヶ月ある。)
【今日のおまけ】
・“离”と“从”の違い
どちらも「〜から」と訳すことがありますが、違いがあります。
“离”を使った文には空間や時間を表す点が2点必要です。なぜならへだたりを測るためには2つ点がないと、その間のへだたりは測れないからです。
(例)我家离车站不远。(私の家は駅から遠くない。)
この場合は、“我家”と“车站”です。
(例)离暑假还有一个月。(夏休みまでまだ1ヶ月ある。)
この場合は一見“暑假”しかなくて1点のようですが、もう1点を補うことができます。
(现在)离暑假还有一个月。
文に明示的に現れていませんが、“现在”と“暑假”の2点があります。
“从”
“从”+起点+用言
“从”は動作行為の始まりの点を導きます。空間や時間を表す点は1点のみです。
(例)你是从哪儿来的?(あなたはどこから来たのですか。)
(例)从这儿进去吧。(ここから入りましょう。)
もしもう1点を言いたければ、“从”だけでは言うことができず、
“从”+起点+“到”+終点”の形になります。
(例)从教室到农场很近。(教室から農場までは近いです。)
・“你有什么事吗?”は“吗”が付いているから間違い?
いいえ、間違いではありません。
中国語では「何?」と「何か」は両方とも“什么”と言います。
「何?」という意味で使っている時は“吗”を付けてはいけません。
(例)这是什么?(これは何ですか?)
×这是什么吗?はダメです!
「何か」という意味で使っているときは“吗”をつけてもかまいません。
(例)你有什么事吗?(何か用事がありますか。)
何?(何の〜?、どんな〜?)と聞くか、何かと聞くかによって、答え方は当然異なってきます。
(例1)你想吃点儿什么?(何が食べたいですか。)
この場合は食べたいものは何?と聞いています。答えは例えば以下のようになります。
(例1の返答)我想吃饺子。(ギョーザを食べたいです。)
(例2)你想吃点儿什么吗?(何か食べたいですか。)
この場合は、食べたいものを聞いているのではなく、食べたいかどうかを聞いています。答えは例えば以下のようになります。
(例2の返答)不想吃。(食べたくないです。)
ちなみに中国語では「誰?」と「誰か」も両方とも“谁”と言います。
中国語では「どこ?」と「どこか」も両方とも“哪儿”と言います。
・“这”と“这个”の使い分け
いずれも「これ」という意味ですが、用法に違いがあります。
(1)目的語になるときは必ず“这个”。
(例)我要这个。(私はこれが欲しい。)
×我要这。はダメです!
(2)形容詞述語文の主語は普通は“这个”。
(例)这个很好吃。(これはおいしい。)
(3)A是Bの主語(A)になるときは普通は“这”
(例)这是什么?(これは何ですか。)
【今日の課題】
・中国語の時刻を聞き取って、簡体字(漢字)で書けるようにする。
・日本語の時刻を中国語で言う(簡体字と拼音字母)
7月4日(月)IV
【今日の主な内容】
・前期試験に関する説明のプリント配布。
・小テストの返却。
・宿題の回収。
・第4課 p47“把”、“对”
・p47の完了と経験の例文(但し一番最後の例文は除く)
・p48の“帮”
【今日のポイント】
・“把”+目的語+動詞フレーズ。
中国語の大原則は、動詞+目的語の語順。
これは特殊な構文であり、なんでもこの形で言えるわけではない。
目的語は特定のもの、話し手と聞き手の間でこれだと特定できるものでなければなならない。
動詞フレーズは動詞単独ではだめ。必ず動詞以外の他の成分が入っていないといけない。
特定の目的語に対してどういう処置がされる(された)かということを強調する構文である。
(例)请把你的电话号码告诉我。(あなたの電話番号を教えて下さい。)
×请把你的电话号码告诉。
前置詞“对”
“对”+評価や陳述の対象+用言
(例)我对中国历史感兴趣。(私は中国の歴史に興味があります。)
【今日のおまけ】
・“了”=「た」?
そうではありません。日本語で「〜た」と言うからと言って、中国語でも必ず“了”がつくわけではありません。
動詞+“了”は、動作行為の完了を表します。
(例)昨天的菜很好吃。(昨日の料理は美味しかった。)
#“好吃”は形容詞ですから、動作行為の完了を表す“了”はつけられません。
(例)我母亲以前是护士。(私の母は以前看護婦でした。)
#“是”は動詞ですが、AはBであるという判断や認定を表す動詞で、動作行為を表しているわけではありません。したがって動作行為の完了を表す“了”はつけられません。
・〜に興味がある、ないという表現の仕方
你对〜感兴趣吗?(あなたは〜に興味がありますか。)
我对〜很感兴趣。(私は〜にとても興味があります。)
我对〜感兴趣。(私は〜に興味があります。)
我对〜不太感兴趣。(私は〜にあまり興味がありません。)
我对〜不感兴趣。(私は〜に興味がありません。)
【今日の課題】
・晚上我给你打电话。(夜私はあなたに電話をします。)
・我把护照丢了。(私はパスポートをなくしました。)
・我对中国历史感兴趣。(私は中国の歴史に興味があります。)
・你帮我拍一下吧。(ちょっと私のかわりに撮って下さい。)
7月4日(月)III
【今日の主な内容】
・前期試験に関する説明のプリント配布。
・小テストの返却。
・宿題の回収。
・第4課 p47“把”
・p47の完了と経験の例文(但し一番最後の例文は除く)
・p48の助動詞の“想”
【今日のポイント】
・助動詞+動詞
(例)我想去中国。(私は中国に行きたい。)
#助動詞の“想”は意志願望(〜したい)という意味。
・否定の副詞“不”+助動詞+動詞
(例)我不想去中国。(私は中国に行きたくない。)
・疑問文
(例)你想去中国吗?(あなたは中国に行きたいですか。)
(例)你想不想去中国?(あなたは中国に行きたいですか。)
#反復疑問文は助動詞のところで肯定と否定を重ねる。
・疑問文の答え方
想去。(行きたい。)
不想去。(行きたくない)
・「〜したい」のもう一つの言い方。
助動詞“要”を使う。
我要去中国。(私は中国に行きたい。)
・意志願望を表す助動詞“想”と助動詞“要”の違い。
“要”の方が強い意志願望を表す。
副詞“一定”は「必ず、きっと」という意味であるが、
(例)我一定要去中国。(私は必ず中国に行きたい。)
とは言えるが、×我一定想去中国とは言えない。“想”の方が意志願望の意味が軽くて、“一定”(必ず、きっと)の意味と矛盾する。
・“把”+目的語+動詞フレーズ。
中国語の大原則は、動詞+目的語の語順。
これは特殊な構文であり、なんでもこの形で言えるわけではない。
目的語は特定のもの、話し手と聞き手の間でこれだと特定できるものでなければなならない。
動詞フレーズは動詞単独ではだめ。必ず動詞以外の他の成分が入っていないといけない。
特定の目的語に対してどういう処置がされる(された)かということを強調する構文である。
(例)请把你的电话号码告诉我。(あなたの電話番号を教えて下さい。)
×请把你的电话号码告诉。
【今日のおまけ】
・“了”=「た」?
そうではありません。日本語で「〜た」と言うからと言って、中国語でも必ず“了”がつくわけではありません。
動詞+“了”は、動作行為の完了を表します。
(例)昨天的菜很好吃。(昨日の料理は美味しかった。)
#“好吃”は形容詞ですから、動作行為の完了を表す“了”はつけられません。
(例)我母亲以前是护士。(私の母は以前看護婦でした。)
#“是”は動詞ですが、AはBであるという判断や認定を表す動詞で、動作行為を表しているわけではありません。したがって動作行為の完了を表す“了”はつけられません。
【今日の課題】
・晚上我给你打电话。(夜私はあなたに電話をします。)
・我把护照丢了。(私はパスポートをなくしました。)
・我对中国历史感兴趣。(私は中国の歴史に興味があります。)
・我不想去电影院。(私は映画館に行きたくありません。)
・你想不想去中国?(あなたは中国に行きたいですか。)
質問:〜吗?の疑問文と反復疑問文の違いは?
Q:“〜吗?”の疑問文と反復疑問文の違いは?
A:まず確認しておきたいのは、水曜日の教科書で学んだように、範囲を表す副詞(“也”“都”)や程度を表す副詞(“很”)等を含む文は反復疑問文にはできません。
(例)你也是日本人吗?(あなたも日本人ですか。)
×你也是不是日本人?
(例)你们都是学生吗?(あなたたちは全員学生ですか。)
×你们都是不是学生?
(例)你很累吗?(あなたはとても疲れていますか。)
×你很累不累?
では、両方とも言える場合はどのような違いがあるのでしょう?
(例)这是你的行李吗?(これはあなたの荷物ですか。)
(例)这是不是你的行李?(これはあなたの荷物ですか。)
“〜吗?”の疑問文を使う場合は、話し手の心の中にそうではないかという予想や推測があります。
それに対して反復疑問文にはそういう予想や推測無しに「〜かどうか?」と尋ねます。
例えばいくつか荷物があって、その内の一つがあの人のでは?と思っているときは以下のように尋ねます。
A:这是你的行李吗?
すると、違うという返事が返ってきてしまいました。
B:不,这不是我的。(違います。これは私のではありません)
次にもう1回別の荷物を指して尋ねます。
A:这是不是你的行李?
一旦予想が外れているので、今度は予想や推測無しの反復疑問文で聞いています。
さらにもう一つ例を挙げましょう。“到底”という単語があります。これは「一体全体、結局のところ」といった意味です。この単語は反復疑問文には使えますが、“〜吗?”の疑問文には使えません。
例えば、「行こうかなあ、やっぱり行かないでおこうかな、いや、やっぱり行こうかなあ、どうしようかな。」と悩んでいていつまで経っても行くかどうか決められない人がいたとします。そんなときに「結局のところ行くの?」と尋ねたい時は以下のように言います。
(例)你到底去不去?
×你到底去吗?とは言えません。さっぱり予想や推測がつかない状態で尋ねるのですから、“〜吗?”ではだめで、反復疑問文の出番なのです。